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シンデレラはオンライン中!まだまだ語りたい

こちらのブログにこのドラマのハマっているところを書きましたが、まだまだ書き足りないので、好き勝手につらつら書きます

何度も見返したいドラマってそうそう出てくるものじゃありません。この興奮を味わいたいと思っていろいろなものを見ても、ここまでどハマりできるものはなかなかありません。その分、そういったどタイプなドラマに出会えた時はとっても幸せです。
ストーリーが重視で楽しいものは2回目がなかなか楽しめないような気もしますが、キャラが好きだったりセリフが好きだったりする場合は、何度も見れます。すぐに次の作品にいくのではなく、その作品に留まっていたいと思わせてくれるドラマは、ストーリー的にはみんなの刺激をくすぐるものではないのかもしれません。


このドラマには思いっきりハマってしまったので、原作を翻訳したサイトを2つくらい拝見させていただきました。(公開してくださってありがとうございます♡)翻訳版だけど原作を読んでまた、違いを比較するのも面白くまずその点を追記します。


まず、初めの所感。
原作はシャオ・ナイとウェイウェイがメインで書かれており、アルシーの恋愛やゲームの続編の開発権争いなどがなさそうだったので、ドラマでは裏設定というか肉付きがたくさんされているんだな(全体的にドラマの方が尺が長い)と思いました。
ドラマでは、二人がリアルで会う前もシャオ・ナイとの接点が結構ありましたが原作ではほとんどなかったと思います。
対抗戦をすっぽかされた後、ウェイウェイはしばらくログインできずですがその間、ドラマはシャオ・ナイがPCをハッキングしたりログインアラートを仕込んでいたりの描写がされていますが、原作にはありません。原作者の方が脚本されているのでこの辺りの描写をしたのがドラマなんだなと思い、楽しくなりました♡
裏側が描写されて、知ることができるのも好きな設定です。(ネット小説でいうと、◯◯side とかね笑)

私はドラマから入って沼落ちした作品、というのもありドラマ贔屓のようですが、原作が素晴らしいからこのドラマが素晴らしくなったという前提はあります。ステキなキャラと設定とストーリーを作ってくれた原作者の方に感謝します。(余談ですけど、この原作者の方のドラマは数年前に3作品シリーズとして作られたみたいですがその3作品しかU-NEXTではヒットせず、最近は書かれていないんでしょうか?それとも脚本家になられていたりするのかな?好きな作家さんの作品はどんどん読みたいので楽しみにしています)


好きなところを2シーンピックアップして好き勝手に比較して感想を述べます♡

1つ目はシャオ・ナイとウェイウェイがリアルで会うシーン
こちらは、ドラマではウェイウェイが話しかけた後、一度素通りしかけてからのセリフだったと思うのですが、私は原作のように通り過ぎて欲しくなかったな・・と思いました。原作では目があってから、ずっとシャオ・ナイの視点はウェイウェイから離れていないんじゃないのかなと感じていまして、こっちの方がしっくりくる。
ドラマ上は視聴者をはらはらさせる演出だとはわかるけど、本来はきっと目を離せない状態だったんじゃないのかなと思うのです。(ドラマの前のシーンにある、ラブレターを渡そうとした人をスルーするシーンと重ね合わせているのかな)
本人にとっては、通り過ぎる理由もないですしね。

リアルで会うシーンは、ウェイウェイが奈何とシャオ・ナイがなかなか同一人物とは思えず、対抗戦の話を暗にしてきたりすることでわからせていくのですが、原作では共同制作の動画に声を使っていたので同じ声でわかるという流れでした。ドラマでは、声で気づくのではなく「君を待っていた」の意味から考えて気づくことになっています。締めくくりは、「ウェイウェイ」と呼んで、なんで!?とさらにウェイウェイを混乱させてくる念押しで、ここは共通ですが私は声が同じで気づく設定も好きだな〜と思いました。それほどまでに、動画を見たってことになるし、一言だったはずだけど、しっかり覚えているんだなというウェイウェイの気持ちの深さも感じることができるからです。

2つ目は例の「我是一笑奈何」とチャットするシーン♡
ここは、圧倒的にドラマの流れが好きです。前後関係が完璧。ドストライクです。
ドラマでは、まずシャオ・ナイの家に向かう途中リアルで真水無香にあいます。そこで彼氏がシャオ・ナイであることを無香が知っていることもわかります。
その後、一緒にいながら寝てしまって、そのチャットにシャオ・ナイが気づくというもの。詳しくは一つ前の記事でも書いているので省略ですが、この6文字の威力よ。人って6文字で人を撃沈させることができるのですね。そんな文章力が私も欲しい。その後、無香は一笑奈何とシャオ・ナイが同一人物と気づく。ウェイウェイのモテ具合も表現されますしね・・

原作では、用事のあったウェイウェイの代わりに、IDを任されたシャオ・ナイが操作していたところにこの6文字で瞬殺して、ウェイウェイは何もしらないというワンシーンの描写でした。無香が同一人物だと気づいたのも原作では、他のキャラづ手に知ったという別々のシーンでした。ここをうまく繋げたのがドラマなんだな♡原作の素晴らしさも踏襲しつつさらにステキなシーンにしあげるなんて素晴らしすぎます。

原作にもドラマにも描写はないけど、他のキャラクターがシャオ・ナイと奈何が同一人物だと知るシーンも欲しかったな〜。 特に青青は悔しがることでしょう。笑


まだまだ改めてこの作品の好きなところを述べたいのですが笑
好きなポイント、重複もありますが書かせてください。

🔸2人とも超イケメンと美女でハイスペック(頭良し、スポーツ、ゲームなどもできる)だけど外見以外の要素がきっかけで好きになっていること。

ウェイウェイはじっくりその描写があるのでわかりますね。
・真水無香とはリアルで交流する気がまったくなく、写真なども断る。奈何に言われたら即答ですぐ大学名も言う。後にオフ会の場面でも描写されますが大学名もいいません。徹底的に一線を作っているのに、それが奈何にはないのが何度も見返すとわかって楽しいです
・リアルで会う前に洋服を買いに行くが、身長を気にしてハイヒールを辞めることで「奈何」が好きなことが強調されます。中国文化はわからないけれど、きっとどこの世界でも高身長が好まれますよね。

でもシャオ・ナイも外見要素もありそうに見えるけど(笑)、それが決め手ではないを感じ取れるのがまたいいのです。原作の方を読むことで改めてそう感じることができます。
・目を止めたのが、ゲームの操作裁きが最初である点。これは原作でもドラマでもわかりますが、まず”横顔”ではないのです。横顔は2の次。原作ではよりわかりますが、この初対面でその顔を見て同じ学部の後輩のベイ・ウェイウェイであることをすでに認識している。と言うことは顔で好きになるのであれば、初めてゲームをしているシーンで目が止まるよりも先に好きになっていたり気になっているはずです。
・ラストシーンで原作に「最初はリアルで会う気はなかった」とあった点です。ここ、いつから好きなのか論争にも繋がるので私を混乱させたのですが、ゲームでウェイウェイとやりとりしていく上で、自分と同じように弁がたつ頭の良さとか立ち回り、性格にますますひかれていったからリアルで会うまで決心したんじゃないかと思っています。
(まぁただ、私の中の結論としては、実際には操作裁きも含めたウェイウェイに一目惚れしていたけど、その気持ちに気づいたのはゲームをしながらだったというふうに解釈しています。)

🔸ゲーム内最強の二人がリアルでも最強という設定がチート
この設定で面白くないわけがないという素晴らしい設定です笑
ゲーム内では強くても、リアルでは負け犬だろうと馬鹿にされる→正体がわかって周りの見る目が変わるという王道のパターンが何度もできます。
このドラマでは以下がこの設定での盛り上がりシーンになっています。
・リアル奈何と会うことでウェイウェイが驚く
・微微がオフ会で美女だとわかるシーンでみんなが驚く(女子1位の設定でネカマとか言われているのがいい伏線ですよね)
・オフ会でウェイウェイの彼氏が奈何と知らずに、ゲーム内の話をして評判を落とそうとする
・無香が奈何=シャオ・ナイと認識して悔しがるシーン

設定のおかげで何度も面白いシーンができあがっていますね♡

🔸喧嘩したり別れたりの2人の危機がない
このドラマではシャオ・ナイは完璧な神のような男として描かれています。それがずーっと一貫しているのがいい。チラ見した日本版リメイクでは、別れを切り出したなんてストーリがあるみたいですが、信じられません・・それはシャオ・ナイではありません。シャオ・ナイは浮気しても気にしないというセリフを言うほどの男です。現実はそんなことさせないのでしょうが。(嫉妬以前に浮気の芽を先に徹底的につぶして阻止するのでしょう笑)
リアル神が、何かのハードルにぶち当たるなんてことはあってはいけないのです!
ハードルを先回りして取っ払って平坦な道にしながら歩いていくのが、この男。この現実の世界ではありえないようなパーフェクトさを私は求めています。

でもドラマにはやっぱりどことなくリアルさがないと、好まれない点もありますのでそういうのはなかなかないですよね。。
一度は喧嘩したり、疎遠になったりする。それがないのが好みなので、このドラマはドストライクなのです。
ドラマとして必要なハラハラ・ドキドキは、周りのことで作ってくれています。2人の関係では、悪い時期がない。こういったドラマが一番好きなので、キングザランドや社内お見合い、完璧な結婚のドグク(ストーリは波瀾万丈だけど、ね笑)が好きなのです。

🔸独特な表現での会話が好き
ここ、好き嫌いがわかれるだろうな〜なんて思うのですが、シャオ・ナイも愚公たち3人もウェイウェイも、ちょっと回りくどい言い方だったり比喩や婉曲的な表現をよく使っていますよね。私はこれがシャオ・ナイたちの頭の良さを感じれてめちゃくちゃ好きなんですよね。理系なのに文学的な素晴らしさを感じる。この作者さんは文学的センスもめちゃくちゃあるんでしょうね。

6文字(我是一笑奈何)でライバルを一瞬にしてログアウトさせるセンス、ゲームの中で何度も結婚してるのよって言われた時に、「奈何だから知っている」ということを伝えるのではなく「それでもいいほど好きだ」というアピールに繋がる言葉を選んでいること。シャオ・ナイには負けるけど、2番手のウェイウェイの表現も好きです。無香にリアルであったことをなぜ言わない?と問われ「言うほどのこと?」「さすが日常茶飯事なだけあるね」からシーンが切り替わるまでの会話。。ほんと好きです。あと遠距離恋愛中にウェイウェイが帝都に変えることを決意するシーン。早く帰ってきてねを暗に示す、有名な詩?引用したセリフらしいです(原作翻訳してくれた方の注釈で知りました)が、そんな知的な会話ができるなんて。詩の引用はリアルではなにそれ・・ってなるかもですが、過去の表現を引用したりして伝えるような会話は結構すきなのです。

なんでこんなに婉曲的だったり比喩の会話が好きなんだろうと考えてみたんですけど多分、二人だけの世界、分かり合えている感覚になれるからだろうなと思いました。一見聞いただけの通りすがりの方には、言っている本当の意味が伝わらなかったりする。その奥の意味まで理解できるのは、これまでの二人の関係があるからこそだったりする会話がより絆を感じられる、だから好きなのかもしれません。

メインのシーン以外でも端々でそんな表現があるのがあるので上げきれませんが皆さんの好きな会話も知りたいです。

そんな感じで言葉数は少ないけども、たくさんの意味が伝わる表現を使っていくシャオ・ナイ。ウェイウェイがそうであったように、私もそこにめちゃくちゃ魅力を感じます。



夢中で買いていたら5000文字近くになりましたので、この辺で。
私もリアルに戻ります。

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