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No.732|読書の要諦を見つけたり
2025年1月5日 No.732
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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最近、読書熱が高まってきています。
とはいえ、まだまだ積読の本が1,000冊近くあるため、すべてを無理に読むと言うよりは、心が動いたときや自分がそのテーマで知りたいことが出てきたときに読むようにすればいいというふうに考えています。
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読書熱が高まってきた理由は別で書きたいと思いますが、自分のレベルアップを図っていくうえで、改めて「インプットのあり方」について考えるようになりました。
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読書をしてきて感じている課題が、とにかく、歩留まりが低いことです。
一昨年はビジネス書を中心におそらく250冊ほど、昨年はだいぶ減って50冊ほど本を読んだかと思います。
とはいえ、読んでいる本が悪いのかもしれませんが、読書によって直接的にあまり成長や変化が促されたように思えないんですよね。
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アウトプットすることもあったんですが、それでも身に着いている気がしない。
そこで、昨年の12月くらいから思いはじめたのが、この原因って「そもそも本の内容を覚えようとしていないからではないか」ということ。
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ビジネスマンにとっても大いに参考になる「紳竜の研究」で、島田紳助が「心の記憶力」という話をしています。
正確な引用ではなく、私の勝手な解釈も挟んでいるかもですが、「メモなんかしなくても、その人の心に動いたり、大事なことは記憶する」という話でした。
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確かに、これはおっしゃる通りで、誰かから言われた一言がふとホームラン的にスポっと入る時もありますし、失敗したエピソードと教訓をセットで強く記憶する場合があります。
例えば、私も、社会人2年目の時、会社の業績がよく海外社員研修があったのですが、研修の直前に上の役職の方と話す機会があり、「海外社員研修って、体のいい社員旅行ですよね」と言ったところ、強く叱責されたことで、社会には「本音と建て前」というものがあることを体感で学びました。
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確かに心の記憶に残るようなことは、大きなインパクトを与えることになりますが、そうしたものばかりではありません。
自分の心にスポっと入るホームラン以外のものでも、大事なことはあり、繰り返し身に着くように何度も繰り返しやり続ける必要があるものが多いわけです。
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例えば、返事をしない6歳の息子に対して、「わかったら、はい、と返事しなさい」ということを口酸っぱく伝えますが、改善が見受けられません。
しかし、伝わらないのが当たり前だと思っているため、何百回でも言い続けるつもりでいますし、あきらめるつもりもありません。
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話を戻すと、心の記憶だけに任せず、頭でも記憶しないといけない。
そのためには、何度も繰り返し、覚える努力が必要ということ。
つまり、本で行動を変えるなら、まずは「本を読んだ後に覚える努力をする」ということです。
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これが「天才ムーブを避ける」という今年のテーマにもつながるのですが、「泥臭く覚える」ということを「まじめに」しようと思っています。
皆様も、もし、頭に残っていない、とか、心の記憶のみに頼っている、とかであれば、一度、覚えようとすることについて考えてみられることも良いかもしれません。
本を一回読んだだけで身に着いた気がするのは、読んだ直後の、ただのまやかしですから。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「当事者になる」「天才ムーブを避ける」「大量思考・大量行動」でいきます!
●本日のまとめ
・本を読んで行動を変えるにも、覚えることがまずは大事。
・しかし、覚える際に心の記憶に頼り、頭に記憶させることを疎かにしていると覚えられるはずがなく、泥臭く記憶しないとなかなか身に着かない。