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No.721|地図のメッシュが思考の深さ
2024年12月25日 No.721
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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ベストセラー作家でもある、考えるエンジンの高松先生から、「地図のメッシュが思考の深さ」だということを教えてもらいました。
思考する際に、「具体的な場所・地名をどこまで個別具体でリアリティをもってイメージし、考えることができるかが思考の深さである」ということ。
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例えば、ある観光地の外国人観光客を増やす施策を考える際、「ヨーロッパ人をどのように増やすのか」と考えるのではなくて、「30代男女でパリから5泊6日で旅行中で赤坂のアパホテルに宿泊している観光客に来てもらうには?」と考えるということです。
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このレベルの深さでの思考力を磨くことを課題としていたのですが、昨日、読んだ本が自分なりに腑に落ちたんですね。
「いつも信頼される人がやっている「たったひと言」の質問力」という本です。
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「わかったふり」をする大人が多く、「わからないことをわからない」と認識し、相手に質問することが大事だと著者は語っています。
確かに、「わからないこと」を質問する際、「恥ずかしい」「バカだと思われたくない」という意識が働きますので、どうしても質問を避けたくなります。
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とはいえ、人間の頭はそれほど賢くもないため、わからないことだらけのはずなんですよね。
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今日、息子に「バナナって聞いてイメージするものは?」と質問すると、彼がイメージしていたのが「1つの房に4本なっている黄色い新しいバナナ」でした。
「リンゴなら?」と質問すると、「2つのリンゴ。1つが赤いリンゴ、もう1つが青いリンゴ」でした。
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私はそれぞれ、「1本の黄色いバナナ」「1つの赤いリンゴ」でしたので、単なるモノですら、イメージするものは異なります。
これで抽象度が上がるとどうなるのか?ということですね。
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具体と抽象が大事だと言われますが、抽象論で議論する際、具体化して考えず、ふわっとわかったように理解することってありませんか?
少なくとも、私はわかった気になっていることがあるなと思っています。
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抽象度の高い話を具体的にイメージできるか、が冒頭の思考力にもつながってくると思ったんですね。
著者は、絵訳と言っていますが、会話や文章を頭の中でイメージしていき、イメージできないところがわからないこと。
そのわからないことを相手に質問することを勧めています。
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個人的にこの習慣を身につけようと思います。
確かに、これができるようになると、冒頭の高松先生の話につながりますが、思考力は増すし、コミュニケーション力アップにもつながりますから。
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上述の本は高松先生の著作を5冊出しているソシムさんが出した本ですので、このあたりつながっている気もしています。
さらっと読めますが、いい本でした。
具体と抽象で悩まれている方、思考力をアップさせたい方にはおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も「即断・即決・即実行」「めんどくさければGO!」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!
●本日のまとめ
・地図のメッシュが思考の深さであり、具体化して考えることが思考力には重要である。
・絵でイメージできること=理解できていることであり、理解できないことを明確にしていけば、質問力がアップし、思考力もアップする。