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2025年1月12日 No.739 
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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昨日は、URが昔、大量の団地を住宅として開発。
それから数十年は経過しているエリアに行ってきました。

そのエリアだけで、7,000戸ほどが存在し、すごい数の団地が一か所に集まっています。

右も左も建物だらけ。
さながら軍艦島です。


7,000戸ですから、15,000人ほどは住んでいそうな感じですが、人通りはあまりなく、家から出ない方も多いのではないか、と思われます。


エリアの真ん中に商業施設がありますが、入っているテナントは古びており、こじんまりとしたマクドナルドしかチェーン店はありません。

マクドナルドでは、高齢女性が6人ほど集まってコーヒーを飲まれていたり、高齢男性が複数おられる一方、家族連れや大学生くらいの方もおり、地域の憩いの場となっています。


団地の数とインパクトがすごいため、「なぜテナントでチェーン店が来ないんだろうか」と思っていましたが、閉鎖商圏で商圏人口が少なく、住民特性も踏まえると、「出店したが、採算が合わず、既に撤退した後」と思われます。

外食をされる方が少ないため、マクドナルドが精いっぱいなのかもしれません。


まちの供給が開始されたのは、1979年だそうで1990年に開発が完了したようです。

つまり、35~45年ほどが経過しています。


マンション自体の耐用年数で言うと、最低でも躯体は60年は持ちますから、まだまだ使用できます。

が、住まわれている方の高齢化が著しい。

当時0歳でも私くらいの年齢になっていますし、当時私くらいの年齢だと60後半から80歳くらいでしょう。


このエリアはURが開発しているため、URがエリアのリノベーションを積極的に行っており、まだ比較的若い方の入居がある方なんです。

しかし、私が仕事で関与したことがある、大阪のニュータウンは駅からバスで20分の長い坂を登った、陸の孤島にあり、一軒家ばかり。

デベロッパーも売ってしまって終わりなため、まちの再開発がなかなか進まず、高齢化が著しい。


それと比べると、だいぶにぎわっている方です。

ただ、それでもこういう状況なのか、ということを知ることができたのは大きな発見でした。


3現という言葉があります。

「現場」「現物」「現実」の3つの現が大事だとされます。

現場で現物に触れて、現実を認識することによって、思考を深くすることができます。

百聞は一見に如かずといいますが、まだまだ経験を蓄積する必要がある私は、デジタルの時代にあえて自らが触れに行くことを大事にしたいと思います。


現地とオンラインのハイブリッド開催のセミナーなら、可能な限り現地を選ぶ。

そして、現地で単に参加するのではなく、講師に質問したり、参加者は何を考えて参加しているのか、どんな学びがあったのかと会話する、今年はそこまでやりたいですね。


最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も「即断・即決・即実行」「当事者になる」「天才ムーブを避ける」「大量思考・大量行動」でいきます!

●本日のまとめ

・3現主義で培った経験はデジタルの時代にはますます大事になるのではないか。
・そのためには、現場に行くことに加え、現物に触れることが肝心。例えば、会話をするといったことを実践したいもの。

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