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No.658|詰まないようにしよう
2024年10月23日 No.658
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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将棋の熟練者は、何十手先も読むことができると言われています。
私は初心者ですので、数手先も読むことが難しく、せいぜい1手か2手くらいしかわかりません。
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ただ、自分が日々関わっている分野であれば、ある程度先を読むことができます。
これは、皆様も今行われている業務においては同様でしょう。
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自分が将棋を指しているとします。
仮に熟練者が隣にいるとして、「あー、これは詰みましたね」と言われても私のような素人では「詰んでいるのかどうか」がわかりません。
「え、まだこうすれば大丈夫ですよ」
「すると、こうなるでしょう」
「では、ここに金を打てば」
「そうなると、ここがこうなって、こうだから、これを取ってこうなると・・・」
「あ!確かに詰んでいましたね!」
これが熟練者と初心者の差です。
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最近あるクライアント先で、同じような場面がありました。
数年前から我々からすれば既に勝負はついている。
つまり、十中八九、詰んでいる状態の事業がありました。
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残念ながら清算をする必要があるわけです。
しかし、経営陣はそうじゃないんですよね。
いくら話しても「まだ可能性がある」と考えていて、その意思決定の先延ばしをし続けている。
「先延ばしてきた結果がこれでしょう」ということですが、希望的観測も混じっておられます。
しかし、今年に入り、ついにデッドラインが近づいてきて、いよいよさすがにもう決断するだろうと思ったのですが、まだ意思決定をしない。
熟練していなくても、初心者から少し毛が生えたレベルでも今がどういう状況なのかうっすらと気づくものです。
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これは人生で考えても同じかもしれません。
今問題になっている、闇バイトの強盗致死事件の犯人はうまく利用されたようですが、人生が詰んでいます。
強盗致死がどれほど重罪かを理解していないいわゆる情弱と言われる方々だったようです。
人生の初心者。
ご本人達はまったく先が見えていなかったわけですね。
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人生で何をすれば詰んでしまうのか、どうすれば少しずつ優勢に人生という試合を進めることができるのか。
熟練者から勉強しつつ、常に自問自答しながら、先を予見しつつ、より良い人生を歩んでいきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も「即断・即決・即実行」「めんどくさければGO!」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!
●本日のまとめ
・初心者は、詰んでしまっているかどうかは気づかない。
・少し熟練者から学べば、詰むかどうか、それはどういうことなのか分かるもの。
・人生についても、優勢になるルールを勉強し、身につけたいものだ。