No.753|交差点で車が立ち往生
2025年1月26日 No.753
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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先日、危ない場面に出くわしました。
住んでいるマンションの前の交差点で、私が信号待ちをしていると、ワゴン車が右折しようとしていたんですね。
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ただ、何やらエンジンの挙動がおかしく、どうしたんだろうな、とは思っていたのですが、右折可能な信号に変わったものの、ワゴン車は動き出さなかったんですね。
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ワゴン車の運転手も焦ったのでしょう。
とっさに運転席から出て、自動車を押し始めました。
4車線で自動車が立ち往生すると、大変なことになりますから。
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そこで、前後左右から車が来ないことを確認したうえで、私も車を押しに行きました。
引かれてしまうと元も子もありませんが、前後左右の車が立ち往生していることに気づいていたようで、車が動き出す気配はなかったんですね。
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すると、別の自動車を運転していた男性の方が私の横に急いで来られ、一緒に自動車を押して右折させ、落ち着いた場所に停止させました。
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その後、その男性はドライバー席に行き、エンジンをかけるところまでヘルプしていました。
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ここで思ったのが、本当にナイスガイな方だなって思ったんですね。
急いで自動車を押すのを手伝うのはもちろんですが、その後の対応としてもエンジントラブルを解消させるために行動しているのが格好いい。
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普段、私はレンタカーに乗ることくらいしかしていませんから、せいぜい押すことしかできない。
毎日、自動車に乗る人からすれば何を言っているのかということかもしれません。
が、彼我の差を見て、色々と感じるところはありました。
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私も高速道路とかで車が動けなくなったら?という不安があったのですが、案外押せばどうにかなるものだし、自分が押した経験は今後にも生かせそうです。
危機管理というのは、一度の経験は大きいです。
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私は車を押すことで目の前の危機を解決しようとしましたが、もう一人の男性はその先の問題、すなわちエンジントラブルの解消まで支援したわけです。
ドラッカーは、「成果を上げる者は、常に『自分がいかに貢献できるか』を問う」と述べています。
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単なる「応急措置」ではなく、相手が本当に必要としている解決策を提供する姿勢に、ビジネスパーソンとして学ぶべき点を感じました。
相手への貢献が期待値をクリアすることが、相手に喜んでいただくことにつながるわけですから、とっさにこれができないというのはまだまだ修行が不足していますね。
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やり方の前に、あり方がまだまだ。
自己満足に浸っているわけにはいかないなと思った事件でした。
とっさに起こることっていうのは、その人の普段からの考え方が出るものですね。
日々、あり方を鍛えたいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も「即断・即決・即実行」「当事者になる」「天才ムーブを避ける」「大量思考・大量行動」でいきます!
●本日のまとめ
・何かが生じたときにとっさの行動でその人のあり方がわかるもの。
・単に最低限の貢献をして満足するのではなく、相手の期待を上回る貢献をするという姿勢を身につけないと、お金にはならない。