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No.102|なぜ自治体のDXは遠い先の話なのか?
2023年4月18日 たまちゃんの「いつか何ものかになる道」 No.102
当ブログは、30代後半の元ポンコツのサラリーマンが何ものかに変化変容を果たす過程をリアルに発信します。
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■我が国でデジタル化が進まない理由
昨日、北海道から帰ってきました。
先日退職した先輩の選挙応援のため、3泊4日で訪問してきました。
今回、ボランティアスタッフとして選挙応援をすることで、いかに選挙関してデジタル化が進んでいないかが良くわかりました。
というのも、候補者が選挙活動を行う上で、「選挙人名簿」というものを閲覧することができます。
これは当該地域の選挙人の住所・氏名が一覧で記載されたものです。
そして、この「選挙人名簿」をベースとして、ハガキ等を郵送するわけです。
「なぜこの候補者から投票行動を呼びかけるハガキが届いたのだろうか」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、これは選挙人名簿から情報を入手された方がハガキを送付するからです。
この際、「選挙人名簿を閲覧⇒ノートなどに手で書き写す⇒PCに打ち込む⇒宛先を印刷」というプロセスを経るんですね。
選挙人名簿を手で書き写すって相当ですよ。
例えば、2万人の選挙人で、1人30秒で書いたとしても1万分。
160時間以上かかります。
その後、160時間かかって作成したノートをPCで打ち込むんですよね。
これまた打ち込みの時間に30秒かかると、160時間以上。
合計すると、320時間以上(丸約2週間)かかる計算です。
こんなことせずに、写真を撮影できるようにするなり、リストをデータで渡せばいいじゃないですか?
悪質な利用をされるケースについては、法律を厳しくすればいい。
昔からこのやり方をやっているのかもしれませんが、ボランティアで物量がなければこんなのできません。
つまり、現職の政治家にとって有利なルールになっているわけで、わざわざ自分たちの不利なルールに変えたくないというインセンティブが働くわけで、依然として選挙のデジタル化は進まないですよね。
「デジタル化していないこと」の恩恵を受けている政治家が、デジタル化しないことに成功体験を有しているのに、率先してデジタル化を進めることにはならないでしょう。
■ゲリラ的な戦い方
そもそものルールが時代にそぐわなくなってきているケースというのがあります。
今までのやり方自体が大きく変革しているということがあり得ますよね。
前職の船井総研でとにかく言われていたことの一つとして、「時流適応」という言葉があります。
経営は変化対応業という言葉もあります。
いかに変化に対応できるかが生き残る上で大切な視点です。
現在のchatGPTなどのAI技術の進展をいかに自分たちの業務に活用していくかという視点はますます所持する必要があります。
そのためには、新しいことにどんどんチャレンジしていく姿勢を失わないことが重要になってきていると感じます。
誰かが過去に蓄積したことでうまく生きている方もいらっしゃいます。
が、それはいつまで持つのか。
大きな変化が生じた際に対応できるのか。
少なくとも、私はゲリラ的に戦っていこうと思っています。
現状維持は衰退であると認識し、新しいことへのチャレンジを行っていきたいと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も、「わからないからすべてやる」「せずにはいられない」「それは現状維持バイアスではないか?」を自問自答し、変化変容を目指します!
●本日のまとめ
政治においてデジタル化は遅々として進まないだろう。デジタル化しない方にインセンティブが発生しているからである。
時流適応していくためには、新しいことにチャレンジしていくことが求められる。