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2024年10月11日 No.646 
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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昨日、自治体のある事業者選定の場面に同席しました。
わかりやすくいえば、コンペみたいなものです。

ただ、民間と自治体の場合では、提案時に求められる内容に違いがあります。


民間の場合は現時点でわかる情報から得たwhatを書きつつ、自分たちのアイデアを披露し、パートナーとして一緒にしたいかを選んでもらうことが大事になります。
選定後に改めて、現状や課題を確認し、詳細な内容を詰める。


一方、自治体の場合は、whatに加えhowについても書かないといけません。
特に計画の実行可能性を問われます。

つまり、事業者選定時点で業務計画書を求められます。
ほぼその計画書の内容で、契約→業務開始となります。


この違いに私も最初は戸惑ったんですが、これって大きな違いなんですね。

自治体の場合は、情報は仕様書として明確な形で出るということもあるでしょうが、

「え、事業者選定のこの時点で、1年後の具体的なアクションプランの内容まで詰めて出さないといけないの?」

って最初は思いましたから。


ただ、これが自治体業務では当たり前ですから、提案書の作り込みはなかなかです。

プレゼンもそれに応じた内容にしないといけません。


「そんなもん手持ちの情報からわかるか!」って内容の突っ込みをしてくるんですよね。

ですので、不明点は仮説として考えとくか、調査をするなりをしておくことが求められます。

ただ、実績や経験があれば回答できるものでもありますし、細かな部分まで詳細な検討をしていれば回答できたりしますから、それも含めて準備が大事です。


さて、冒頭に戻りますが、昨日の事業者選定で出てきた会社さんがこの違いを全く理解していなかったんですね。

というのも、自治体と仕事したことがないみたいでした。


この前提が異なっているため、自治体側としては信頼できない、となりますし、事業者からはそんなん言われてもわからん、となります。


何が言いたいかと言うと、前提となる知識や経験が違うとこうなるなぁ、ということ。

こうしたお作法となる業界の前提知識を知るかどうかがそのあとの全体のプロセスに影響を与えます。

初めての業界のクライアントと接する時はこうしたことが起こりうると肝に銘じたいですね。


最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も「即断・即決・即実行」「めんどくさければGO!」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!

●本日のまとめ

・前提知識があるかどうかが、後工程に大きな影響を与える場合がある。
・未経験の業界と携わる時は、お作法を学んでおくことも重要である。

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