No.110|コミュニケーションで失敗した話
2023年4月26日 たまちゃんの「いつか何ものかになる道」 No.110
当ブログは、30代後半の元ポンコツのサラリーマンが何ものかに変化変容を果たす過程をリアルに発信します。
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■相手の土俵に乗る
昨日、会社の他の事務所の同僚から電話がかかってきて話をしていました。
その中で、私が今いる組織の話が出たので、その話をするのにわかりやすい例え話をしようとしたんです。
そこで私の中でピッタリと来たのが、
暴力団の組織において、トップが変わったことで、執行部の体制が大きく変わり、それまで意気揚々としていた旧執行部体制の方々が閑職に追いやられる
という場面。
これは、私が大好きだった「代紋take2」というマンガで何度か見たシーン。
この漫画は、暴力団の末端のチンピラだった主人公が人生の分岐点にタイプスリップしてそこから人生をやり直し、出世していく話です。
めちゃくちゃ面白いです。
散髪屋や下町の町中華にいまだにたまに置いてありますね。
この漫画でそういったシーンが出てくるものですから、「おぉ、これだ!」ということで、あろうことか、上の説明をついしてしまったんですね。
すると、いきなり暴力団の話が出てきたため、相手は面食らった感じになってしまいました。
うちの会社の人は私とは違って、真面目な方がとても多く、こうした裏の世界の話やギャンブルの話など、人の業(ごう)に関する話にはご縁のない方ばかりです。
大学を卒業して、真面目にコツコツと来られた方が多くて、闇金ウシジマくんやナニワ金融道とかも読んだことがないんじゃないかって方が多いんですよ。
ですから、こうした裏の世界のマンガを読んでいる私にはピンと来ますが、相手は読んでいないからピンとこないんですよね。
しかし、話をしたい側の視点ではなく、受け手側の視点で話をしないと伝わりません。
ついつい、仲の良い方に対して気を許しすぎてしまい、不要な話をしてしまうのが私の悪いところだとも気づきました。
会話をしながら、これに気づいたため、流れを修正するために次の話をしました。
民間企業においてトップ交代時に、前経営者の体制にいたトップより年齢が上だったり、役職が上だった人が役職を退いたり、相談役になる
という話。
正確に言うと、この通りなんですが、いまいち手垢のついた感じなので、自分の中ではもっとうまい表現を使いたかったわけですが、伝わらないのはもっといけません。
ただ、巻き返しにはならず、「この人はいったい何を言い出すんだ」という感じは取り戻せず・・・。
仲の良い方ですし、まあ、「変わったことを言い出す変なやつ」だとご認識を強くしていただいたと理解しています。
■矢印を相手に
今回の一件でコミュニケーションのあり方として、「ついつい自分が話をしたいことを話していないか」ということについて、考えさせられました。
矢印が相手に向いていないということは良くありません。
「いい例え話を思いついた!相手に聞かせたい!」
だったとしても、本来の目的は相手にわかりやすく伝えること。
そう考えると、いくら手垢のついた言葉を使いたくなかったとしても、全く持ってダメだったと言えます。
伝えるときは相手に矢印を向けること、改めて徹底していきます。
※ただ、そういうことを言いたくなる自分自体を認めてあげることも大事ですので、感情的に言いたくなった自分はそれはそれでよかったなぁとも感じてはいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も、「わからないからすべてやる」「せずにはいられない」「それは現状維持バイアスではないか?」を自問自答し、変化変容を目指します!
●本日のまとめ
相手に何かを伝えるとき、「矢印を相手に向ける」ことが大前提。自分に対して矢印が向いているときは、要注意。相手に伝わらない可能性もある。