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No.531|熟達者になるには、詳細なイメージ化と振り返りの時間を持つこと

2024年6月18日 No.531 
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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昨日、学び方について学びました。

具体的には「メンタルリプリゼンテーション」という概念を知りました。
これは様々な分野の「熟達者」に関する研究をしているエリクソンという方が提唱されている概念です。

メンタルリプリゼンテーションとは、自分の理想とするパフォーマンスを具体的にイメージしたり、すでに起こったことをイメージとして再構築したりすることを指す。メンタルリプリゼンテーションを持っていれば、実際のパフォーマンスと理想のパフォーマンスとの相違点を客観的に分析したり、今置かれている状況を把握したり、次に何をすべきかを判断したりすることができる。

※出所:ABLE2014 Autumnリポート

熟達するには、自分のミスを分析して改善のための反復練習をしたり、難度を上げながら練習したりする質の高い実践が必要だが、仕事やプレーの最中にそのような機会は持てないため、時間を設けて集中的に行う必要がある。エリクソン教授はこれを「探求トレーニング」と呼び、「メンタルリプリゼンテーションの獲得や向上にも非常に重要である」としている。

一流の熟達者たちは、ほぼ例外なく探求トレーニングを行っており、それによって新しい技能を身につけ、それをこれまでの技能と結びつけてレベルアップを続けている。彼らはできることを繰り返すのではなく、常に自分の能力の限界を超えるために挑戦し、熟達を続けているからこそ、素晴らしいパフォーマンスを見せることができるのである。

※出所:ABLE2014 Autumnリポート


私の解釈ですが、

・自分がなりたい目標やイメージをできるだけ具体的に描く
・行動し、その目標やイメージと比較し、評価する
・できていたところ・できていないところについて、ルール化する
・それを実験的に試して定着化させる

このプロセスを回していくことが熟達していくプロセスのようです。


そして、最後のルール化する時間を設けること、つまり、振り返りの時間が重要だそうです。

「緊急度×重要度マトリクス」でいう、いわば第2領域的な時間です。
熟達するにはこれがキーポイント。


サッカーで言うと、試合に出ればうまくなるわけではなく、「自分がプレイしたいイメージをもって」試合に出て、その結果を後で「自分で振り返る時間を持つこと」が熟達につながるようです。


この解釈を広げると、普段から自分の目標や自分がふるまいたい姿をイメージし、出来たことや出来なかったことを日々振り返り、ルール化することが有効だといえそう。

なにかを学ぶときも「知っているか?」「わかっているか?」ではなく、「できているか?」を自問自答し、「できていないことをできるためには?」と考えることが必要でしょう。

自分なりに腑が落ちたのでこのプロセスを意識的に反映させていきながら、様々な熟達者に近づいていきたいですね。


最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!

●本日のまとめ

・何かを熟達するには、可能な限り具体的な目標やイメージを持ったうえで実践し、振り返りの時間を設けることがポイント。
・振り返りの時間でうまくいったことやうまくいかなかったことからルール化し、それを実践して定着化させるプロセスが成長スピードを上げる。
・学びにおいて自問自答すべきは「知っているか?」ではなく「できているか?」である。

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