No.22|もし、メロスがずっと歩いていたなら、3日後の日没に間に合ったか?
2023年1月28日 たまちゃんの「いつか何ものかになる道」 No.22
当ブログは、30代後半の元ポンコツのサラリーマンが何ものかに変化変容を果たす過程をリアルに発信します。
ーーーーー
今日は朝から、今週の振り返りの会に参加。
昼からはクライアントのワークショップで司会・進行。
夕方から夜にかけて、ブログの達人の井上剛典先生のセミナーに参加しました。
井上先生、素晴らしい気づきをありがとうございます!
■成り行きとバックキャスト
上述したように、今日はワークショップの司会・進行をしていました。
参加者は20数名。
5グループに分かれて議論をしてもらいましたが、1グループだけ明らかに進みが悪いグループがありました。
個別に進みが遅いと指摘しにくい事情がありましたので、まずは全体にメッセージを伝える中で遠回しに進めることを促しました。
今までの経験では、そうすると時間通りに進めようと大抵の皆さんは急がれるもの。
しかし、今回のグループは全く進みません。
議論自体は活発にされています。
そこで、じっと見ていると、書記の役割の方がボトルネックだということに気づきました。
発言が100あれば、模造紙に記載するのは1くらいしか書かないといった感じです。
そして、その1を書くのにめちゃくちゃ丁寧に文字を書き、デコレーションをされています。
今回のワークショップでは、そのようなデコレーションの重要性は低く、字は汚くてもかまわないから、急いで進めてほしいとお伝えしますが、なかなか伝わりません。
いよいよ時間的にまずくなったので、うちのメンバーに個別でテコ入れで入ってもらって、なんとか完成に持っていってもらいました。
■目標を強く意識し続けることの重要性
当然、残り時間をお伝えして、ご検討いただいているわけですが、まったく急ぐ様子もなかったことから、おそらくこの方は与えられた時間内に与えられた問題をクリアしようとするよりも、自分の気になることを成り行きで取り組まれる方なんだなということがわかりました。
当初は、「さすがに度が過ぎていて、まったく理解できない」と思いました。
しかし、この方について引いて考えてみますと、
「プロセスに目が行きすぎ、成り行きになってしまい、ゴールに間に合わない状況」
とはまさしくこのことだと言えるのではないか。
与えられた時間が1週間・1か月・1年といった長さになると、逆算して取り組むにも難易度は上がります。
時間に余裕が出るため緊張感がなくなり、実行しなくなるからです。
一方で10分・30分・1時間といった時間であれば、締切が目に見えるため、どうにか逆算して終わらせるようにしやすいといえます。
では翻って、自分自身は自分が行きたいところ、実現したいこと、目標に対して、「この巡航速度で間に合うか」を考えながら、取り組めているのか。
1~2時間であれば確かにバックキャストでできるが、1週間・1か月・1年では全然できていない自分も、客観的にみると、どんぐりの背比べかもしれない。
そうなると、やはり以下の2点が大事だと感じたのです。
①目標設定の重要性とその目標への思いを強めること
②人にその指摘をしてもらったり、ペースが正しいかを確認してもらうコーチングの大事さ
②のコーチングについては理屈では必要性をわかっていましたが、肌感覚で理解できました。
■最後は本人次第
また、「馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない」でもあるな、と。
コンサルでもそうですが、業績を上げたいと口ではおっしゃっていてもご自身やその方々は対価を何も差し出さず、飛び道具的に楽にうまくいく方法を探されている場合には何をやってもうまくはいきません。
方法論を教えても、最後はやはり本人たちのやる気次第。
いくら外から指摘しようが、本人が受け入れようとしない限りどこまで行っても、その事実は変わらないことは普遍の原則。
これらを考えることができたことを思うと、とても良い気づきを得られたワークショップでした。
明日もハイかYESか喜んでで、わからないからやってみる、でいきます!
●本日のまとめ
バックキャストは時間軸が長くなるほど難易度が上がる。目標を臨場感を持って常に考え続けられるか、その巡航速度で間に合うのかを問い続け修正することが求められる
目標にしろやり方にしろ、何を提示しても、やるかやらないかは最終的には相手次第。自分がコントロールできることに集中すること
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?