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No.497|会社も人も老いたときに地力が出る
2024年5月15日 No.497
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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人も会社もそうですが、時が流れ、年齢を経ることで「勢いが低下していく」というのがありますよね。
会社経営の難しさですが、例えば、若い経営者と年齢が近く、バリバリ仕事していた方が、経営者とともにいつの間にか高齢化し、幹部クラスが超保守的になっているケースがあります。
こうした組織では、新しいことにチャレンジする気配がなくなり、停滞感が漂うことになります。
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会社の利益ではなく、自分に都合の良いように誘導し、なんやかんやの理屈をつけて、自分が退職するまでの間の生き残りしか考えていないこともあります。
何もチャレンジせず、自分の仕事が増えることに対して腰が重くなっており、会社生活の余生に入ろうとしているんですよね。
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そして、例えば中小企業の人事部門のキーマンとかでそうした方がいると厄介です。
人事部門は長期的な視点で全社目線で見ないといけないわけですが、自分自身という幅の狭い視点で自分が生き残れるか、という短期的な視点で物事を見るわけですから、そんな人が人事の上層部にいるとうまくいきません。
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そう考えると、その組織にあと何年在籍するか、は組織の長期的な成長を考える視点があるか、のひとつの判断軸かもしれないなと思います。
特に人事部門には長期的目線を見れる人がいないといけませんからね。
こうした際、外から見れば、あの人が原因だとわかるわけですが、内部にいるとなかなかわからないケースもあります。
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こうした社員の見分け方として、会社や自分の昔話を繰り返すかどうか、というのがあります。
昔の話しかしない場合は、それは進化が止まっているということの証左です。
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先日、メンターのNさんが「3年前の自分をデコピンで倒せるようになってください」とおっしゃっていて、いい言葉だなと思っています。
実際どうかわかりませんが、それくらいのスピード感で成長していきたいですし、自分の可能性を広げたいと私は思っています。
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また、仲良くしてくださっている定年後にチャレンジされている人生の先輩たちを見ていると、楽しそうにやりがいをもって、前を向かれています。
過去の話ばかりをえらそうに、気持ちよさそうにしているような存在にはならず、こうした人生の先輩たちのような生き方を心掛けたいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「優柔不断は誤った意思決定よりなお悪い」「大量思考・大量行動」でいきます!
●本日のまとめ
・長期的な視点が求められる役割に、短期的な視点で考えがちな人材を配置してしまっていると痛い目を見ることになる。
・昔話ばかりを繰り返す人にはならず、未来を向いて生きていくことができる人材になりたいものである。