No.673|前提を疑う癖をつけよう
2024年11月7日 No.673
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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チームメンバーが、クライアントとのコミュニケーション窓口を務めてくれています。
普段は隔週で実施しているのですが、あるクライアント先とのミーティングの機会が1か月近く空いたんですね。
理由としては、こちら側が作業を進めるためということではあるのですが、先方からは不満というか明らかに距離のある対応が先日のミーティングでありました。
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コミュニケーションの質と量で言うと、今回は明らかに量が問題だなと。
うちのメンバーは、メールを作り込んで送付⇒必要があれば電話、です。
なので、メールを作るのに時間がかかるため、心理的に連絡の腰が重くなる。
また、用事がなければメールしないということもあり、連絡するのが遅くなりがちでした。
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世の中的には、電話よりメール、これが正しいコミュニケーションの取り方になってきています。
しかし、電話だったら1分で済む話を20分かけてつらつらと文字を書いている。
電話には出ません、というホリエモンみたいな方だったら別ですが、相手は電話に出るのが当たり前の文化の方々なので、「さっさと電話しようぜ」という話をしました。
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電話1分⇒電話の内容を備忘でメール5分
相手の状況に応じて、対応を変えればいいわけで、すべてがすべてメール送付しなければならないわけではありません。
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当然、「電話よりもメールが望ましい」ということにも前提があるわけで、その前提が崩れているのであれば電話の方が良い場面も多々あるわけです。
こうした前提を判断するように心掛けないと、どんな時でも同じやり方を繰り返すようになります。
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例えば、あるクライアント先でうまくいった事例を別のクライアント先でそのまま導入させようとするコンサルタントを何人も見てきました。
前提が同じだとうまくいくんです。
しかし、前提が異なっているにも関わらず、それを理解せずに導入させようとするコンサルタントもいます。
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こうした前提がどうなっているかを踏まえたうえで、前提を無視して何らかの行動を絶対的に正しいと考えていないか、と自問自答することは重要な視点ではないでしょうか。
その分野に関して精通していないと、やってみないと分からないこともあります。
やってみることは大事ですが、やってうまくいかなかった時にやり方がまずいのか、前提が異なっているからなのかは冷静に分析する必要があると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も「即断・即決・即実行」「めんどくさければGO!」「巧遅拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!
●本日のまとめ
・前提が異なっているにも関わらず、言われたことや学んだことを絶対視してやり続けていてはいけない。
・経験が浅い分野はまずは行動から入ることもあるが、うまくいかなければやり方を疑うことに加え、前提が異なっていることを疑うことも時には必要である。