地域のおじさんから、親戚になったおじさんとのお話
小学校低学年くらいのころ
学校の先生に「地域の人に、ちゃんと挨拶すること!」
って言われて
子どもの頃、そういうの言われたら100%で実践するタイプでした
学校の行き帰り、出会う人らに元気に挨拶をしていると
にこやかに返してくれる人、そっけない人
そんな対応を見て、なんとなーくいろんな人が居るんだなって思って
そんな中で、いつも元気に返してくれるおじさんが居ました
同級生のお父さんと知ったのは、後のお話
そのおじさんの家、というかお店は、交差点の角にあって
今考えたら、登下校を見守ってくれていたんだなって思います。
中学に上がっても、高校に入っても、大人になっても
駅へ向かう途中のその道は、何かと使うところだったので
元気な挨拶とはいかずとも、なんだかんだ挨拶するおじさんでした
何年前だったか
妹が、そこの息子さんと結婚することに
自分にとっては、同級生の弟と自分の妹が結婚
ってことは、あのおじさん親戚になるんだと
当時は、なんか不思議でした
まあ、それ以上に同級生が親戚になるってのが不思議でしたけど
挨拶の席があったり、式があったり、なんか集まりがあったり
そんなに会う回数は無くても、たまに会っては挨拶をする
それは、昔も今も変わらないものでした
ここ最近、そんなおじさんと会う機会はほぼ無くて
体調を崩している、というのは聞いていて
先日、亡くなったと連絡がありました
最後、いつ会ったけなとか
なんか、ちゃんと飲んでみたかったなとか
そんなことが頭に浮かぶわけで
あのおじさんの顔、思い浮かべるたびに笑顔の記憶しかないんですよね
すごくにこやかな方だったなって
それ、大人になった今考えると、凄いことだなと
少しでも、そんな生き方ができるよう、頑張っていきたいなって思いました
どうか、安らかに