人生に変化をもたらしたいときは片づけよ
「人生に変化をもたらしたいときは片づけよ」
この言葉は私の持論なのだが、
運命を好転させたとき、
必ずそこに片づけがあったと思う。
最初に転機がやって来たのは、忘れもしない2008年、
舛田光洋 著の「3日で運がよくなる「そうじ力」」を手にしたとき。
あの本から、私の人生に“方を付ける”片づけ作業が始まった。
この本に書かれているのはとてもカンタンで、まず「換気」だ。
窓を開け「換気」することによって、空気が動き、エネルギーが動き、すでに運気が動きはじめている。
もし、何かに行き詰まって、どうにもこうにも動けなくなったときは、窓を開けてみることをおすすめする。
ここで紹介するのは、次のステップ「捨てる」を後押ししてくれた本だ。
「ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門」
カレン・キングストン 著
田村明子 訳
著者のカレン・キングストンは「スペース・クリアリング」という言葉世界に広め、「風水~Feng Shui」を西洋へ広めた、今で言う「断捨離」「ミニマリスト」の先駆けの人物である。
「ガラクタ~clutter」が、いかに人の幸せと成長を邪魔しているかを徹底的に説き、処分の仕方と、それで得られる結果が書かれてある。
結果というのは、空間をキレイにすると、心身はもちろん、感情や魂までもクリアになり、ゆえに人生が好転していくということ。
風水定位盤も面白い。
玄関を下に、家を9分割してみると、だいたい滞っているエリアにガラクタがあったり片づいていなかったりする。
好転させたいテーマから片づけるのも、いい取りかかりになるかも。
2008~9年ごろと言えば、このとき私は、23区内の風呂なしアパート6畳2間に15年近く住んでいて、年齢すでに36歳(厄年)でした。
同じ場所にとどまっていると、だいたいモノは増え、いろんなモノが停滞していたと思う。
そんな頃にこれらの本に出逢い、捨てるを始めたところ、それからすぐ引越しのチャンスが訪れた。
引っ越しは良い。強制断捨離できるから。
いや、引越しだけじゃなかった。
仕事を辞める。
楽団を退団する。
破門される。
ヨガインストラクターの専門学校に入学する。
別れる。出逢う。
そんな人生の変化がいっぺんにやって来たのです。
そう「そうじ力」からの「ガラクタ捨て」は、見事な流れだった...。
そのあと、
「私が死んだら全部ゴミ」
を座右の銘に、
人生の見直し=かたをつける=片づけ
の作業に取り掛かることになる。
「そうじ力」も「ガラクタ捨てれば」もロングセラーで、
新装版が出ていたり、文庫本もあって安く手に入る。
あなたが片づけしたくなったら、それはきっと変わりどきだ。