新規事業で失敗しない方法
初めに
新規事業を起こしたいけどどうやったらいいの?って思っている方は多いと思います。
私もメーカーで開発業務から企画業務まで携わり、新しい事業に対してどのように取り組めばいいのかずっと悩み続けてきました。
難しいテーマに取り組みようやく開発できたと思ったら、他メーカーが参入してコスト勝負。価格競争に負けたり、受注できても薄利に泣く経験を嫌と言うほど味わってきました。
そんな私の経験を元に新規事業を取り組む上の考え方についてお話したいと思います。
新規事業は価格で競争してはいけない
あなたが新規事業に参入しようとしていると考えるとき、世の中にすでに出回っている既存製品やサービスに対して参入するとします。
しかし、これはとても危険です。すぐに価格競争に巻き込まれてしまいます。
まず、「レッドオーシャン」「ブルーオーシャン」という2つの用語について解説しましょう。「マーケット」「プロダクト」「ライバル」のが重なる部分は、ライバルとの競争が生じており、一般的に「レッドオーシャン」と呼ばれます。
レッドオーシャンで勝負する限り、価格競争からは避けられません。ライバルが重ならない「マーケット」と「プロダクト」の重なる領域を「ブルーオーシャン」と呼びます。
新規事業を取り組む上ではライバルのいない「ブルーオーシャン」で勝負することが求められます。
ライバルのいない新しいアイデアを考え、売ることで価格競争から抜け出す事が可能です。
「レッドオーシャン」で勝負する限り、価格競争からは避けられない。
新規事業を取り組む上ではライバルのいない「ブルーオーシャン」で勝負する
具体的なアイデア事例
ライバルがいない領域とは何でしょうか?周りを見渡せば色々とあります。例えば、「たこ焼き屋」は日本中にたくさんあります。たこ焼き屋に買いに行けばいつでもたこ焼きを食べる事ができます。立地にもよりますが、普通にたこ焼き屋を出すだけではなかなか儲けられませんよね。
しかし、ちょっとしたアイデアを加える事でライバルがいない領域にすることができます。例えば、たこ焼き屋って店舗を構えていますが、改装トラックを使い、移動型のたこ焼き販売をすることで人通りの多い場所で販売できます。物珍しさから買う客も出てくるかもしれません。
分かりにくいものに取り組む
ノウハウ、作り方がわからないものが望ましい。もしくは作るのがめんどくさいもの。ブランドを確立させてしまってもいいです。
ライバルが少なく、ニーズが多すぎないものが望ましいです。
なせならば簡単に作れてニーズのあるものは、いかにアイデアが素晴らしくても簡単に大企業が参入できてしまうからです。
大企業が参入した時点で価格競争になってしまい、価格競争に敗れることとなります。
自分は大企業であるから大丈夫だ、というわけでもありません。
大企業であっても日本企業が中国企業にコスト競争で勝つのは本当に難しいです。
自分の強みは何か、世の中のニーズは何か、それを踏まえてどこをターゲットに絞るかを考える事が重要です。
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