こんなにすごいの!?テスラの将来ビジョン

テスラは電気自動車(EV)のイメージが強いですが、「ハイパーループ」やスペースXを応用した「スターシップ」という構想に手がけている事をご存知でしょうか?
もし初めて聞いたのであれば、日本で暮らしていては想像もできない技術革新に圧倒されるのは間違いありません。
なぜテスラがすごいのか、株価が急激に上がったのか理由がわかります。

ハイパーループとは

「ハイパーループ」をご存知でしょうか?
鉄道などの移動手段を航空機と変わらない最高時速600マイル(約965キロ)のリニアモーターカーに変えようとのプロジェクトです。
「ハイパーループ」は乗り物に乗った利用者を磁力で浮遊させ、真空のチューブの中を移動させる技術です。

新幹線で世界最速と騒がれている日本のリニアモーターでさえ時速500キロですので、その2倍の速度と考えるととんでもない事です。
地震大国の日本は安全性の要求が高いとはいえ、これはすごいことですね。

テスラのハイパーループ計画とは

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)も「ハイパーループ」を利用した技術開発を考えており、自動運転のEVが時速240kmで地下トンネルを自動走行することを考えています。

イーロン・マスク氏は2016年末にトンネル掘削のために「ボーリング・カンパニー」という会社を立ち上げました。
このトンネルは真空にする必要がなく、完成すれば、ニューヨークからワシントンまでの移動時間を30分以下に短縮できるそうです。
ニューヨークとワシントンを結ぶトンネルを作ってしまう辺り、イーロン・マスク氏の行動力は並ではないですね。
ドライバーは車に乗ったままエレベーターのような装置で地上から地下に降り、あとはとくに何もすることなく、自動運転で目的地まで快適に移動できます。
渋滞緩和につながり、とてつもなく便利にな社会となります。

スターシップを使った驚きのビジネス

イーロン・マスク氏はネット決済起業のX.com社を立ち上げ、後にネット決済大手のPayPalへと急成長したことで、多額の資金を手に入れました。
この資金を使って設立したのが宇宙開発企業のスペースX社です。

スペースXは2020年5月に民間で初めて国際宇宙ステーション(ISS)への有人飛行を実現させるという快挙を達成しました。
従来の人工衛星1基あたりの打ち上げが2億ドルかかっていたのに対し、スペースXは1回の打ち上げの価格が6,000万ドルだそうです。

イーロン・マスク氏は、スペースXの「スターシップ」で、人類を火星まで運ぶ計画を考えています。
宇宙旅行や火星への移住ができる未来も現実になるかもしれません。
今後、様々な宇宙ビジネスが加速する可能性は非常に高く、今の生活をますます便利にしてくれるでしょう。

「スターシップ」を地球上での移動手段として活用することによって超高速移動が可能になります。
これは、航空機では実現不可能な圧倒的スピードでの移動を実現し、ニューヨークと上海を39分で移動できるようになるそうです。
乗車料金は、航空機のエコノミー料金程度で乗れるとのことです。

いかがでしたでしょうか?
イーロン・マスクはどこまで先の未来が見えているのでしょうね。
10年後、20年後の未来は日本で暮らす多くの人が想像できない未来が待っている可能性があり、たった今それを現実にしようと世界では開発が進められているのです。


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