2019年2月 『金色ラブリッチェ Golden Time』
金色の時間は、まだ続く──。
・カミナル・ル・プルテア・ソルティレージュ・シスア
理亜の病気を知っている状態で誰かと恋するのはなんか違う気がするんだよな。そりゃ深刻さは知らないのかもしれないけれど。
だいたい1人くらい「恋を教えて」って言うヒロインいるよね。
「どうして……わたくしのためにここまでしてくれるのでしょう」とか主人公疑ってるけど、王女なんだからあまりそういう発想はないような感じがある。
というかカミナル・ル・プルテア・ソルティレージュ・シスアは第十王女で、シルヴィア・ル・クルスクラウン・ソルティレージュ・シスアは第九王女とはいえ、実際なら王位継承権はカミナルの方が高いんじゃないの? とは思う。シルヴィアは形式上継承権はあるにせよ王に据えたら騎士院派の専制になるし。カミナルあなた国でどんな扱い受けてるのよ。
でもなんというかこのあと僧間理亜が死ぬという事実が重すぎる。「結婚指輪にしよう」の約束はともかく年明け後のストーリーだと子供の名前の約束もしてるんだろうし、それを裏切るってのがね。まぁそんなことはシルヴィも理亜もおくびにも出さないんだろうけど。
・城ヶ崎絢華
上にも書いたが改めて「それならそれでもいいけど……。ん〜、でもやっぱなあ。シルヴィがいいなあオレは」とか理亜に言わせちゃうとその事実が重すぎる。
家系に呪われているタイプ。なんかそれも自分で呪ってるけど。
マリアの約束も明らかに前にしてること判明するしマジで僧間理亜が重すぎる。しかもちょくちょく「シルヴィは?」とか言うし。理亜にそういうこと言わせずギャグに全振りしてもよかったんじゃないの? むしろしてくれ。
子供の名前の約束は最後に結び直すわけで、確かに「マリア」はシルヴィとの子供だからそれを使うのもシルヴィへの裏切りだし、だから「アリア」に変えて言うのはわかるし、アリアを選ぶ正当性もあるけれど、一回「マリア」って言いかけてるのが嫌。
まぁでも、主人公がイチであることを使わないのはいいと思ったよ。
・アペンド&僧間理亜
やっぱりシルヴィアルートが「みんな幸せになる」んだよな。
基本的に死ぬべきところで死ぬから僧間理亜はヒロインとしてのポイントは高いんだけど、死が見えてる分それが他ヒロインの邪魔してるんだよな。特に主人公が理亜の病気を知ったルートだと。
最後に出てくる僧間理亜生存エンド、確かにソルティレージュの科学力がぶっ飛んでるのは作中でも度々出てきた要素だからソルティレージュに行けば理亜が死なないというのはわかる。まぁでもソルティレージュにいけるだけの体力が必要。本編でそれができなかったのは体力がなかったから。今回できたのは「母は強し」ってことでしょ。
ただ、最後のCG、シルヴィは映すべきだったよ。3人で終わらなきゃ。
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