内なる評価と外からの評価と
こんにちは、たまちゃんです。
最近、新たなワークショップを始めました!
そして、先日お越しくださった相談者は、投資に関しての情報発信をしていきたい、という方でした。
その方は、アメリカではよく知られているけど、日本ではほとんど知られていない投資取引を知っていて、それを教えるような発信をしていきたいとのことでした。
しかし、どちらかというと、この手法はテクニックに偏っています。
相談者の方が本当に伝えたいのは、投資でいくら稼げるか、ということよりも、お金に限らず、人への投資など、広い意味で投資を捉えていくことで、
より人生が開けていく、といった投資の素晴らしさについて広めていきたいとのことでした。
ということであれば、この米国取引の手法は、全面的に前に出していくというより、必要と思われる人だけに販売していくのが望ましいのではないか、という提案をしました。
この手法を必要とする人は、どちらかというと、投資をやったことがある人、今すでに稼いでいるけど、もっと深めていきたい人向けなのです。
しかし、相談者の方は、もっと間口を広くしていきたいということなので、投資に興味があるけど、やったことがない人に向けて情報を発信して行った方がいいのではないかと思いました。
投資に興味があるけど、やったことがない人に、投資の話をできる機会を設けようということで、無料相談会を企画されていました。
企画内容を読ませていただいたのですが、「投資に関する相談会」ということだけが表に掲げてあるため、誰がどんなことで相談していいのかわかりづらかったのです。
「投資に関することなら、何でも聞いてください!」
と言われても、特にやったことがない人からすると、
何を聞いていいかわからないのです。
これは、セールスなどでも同じです。
「必要なものだったら、何でも提供します!」
と言われても、その「必要なもの」を購入者の方が考えないといけないので、そこでエネルギーをロスしてしまうのです。
もっと身近なところで言うと、お母さんが子どもに聞くアレです。
「今晩、何を食べたい?」
「うーん・・・何でもいい!」
「何でもというのが一番困る!!」
という問答ですね。せめて、和食、洋食とか肉、魚とかジャンルが指定されれば決めやすいんですけど・・・
話を元に戻すと、投資に関して「何でも聞く」というのが広すぎるのです。
初心者でもわかりやすい投資のジャンルについてなのか
売買のタイミングだとか、投資にかける1日あたりの時間だったりとか。
何か、コレなら得意なので聞いて!というのがあった方が望ましいです。
しかし、それだけだと偏ってしまうので、他の質問でも受け付けますよ!と言っておけばいいのです。
さっきの料理の話でいうと、肉料理が得意だけど、魚料理もできます、という感じですね。
そして、この日、それなりに時間をかけて話したのが
「投資を知らない人の投資への印象」についてです。
というのも、僕も含め、投資をやってない人からすると、
・パソコンに張り付いて、ずっとグラフを見ている印象
・実力より運の方が強そう
・軍資金が少ない人は手を出せなさそう
といった先入観とか、固定概念みたいなものがあります。
よくわからない世界、あるいは、専門性が高く、頭がいい人しか参入できないという感じがするのです。
なので、こういった投資をまったく知らない人たちに、もっと投資というのが身近に感じられるような相談会であった方がいいのではないかと提案しました。
すでに投資をやっている人が間違えそうなのが、
「投資の始め方を教えます」
みたいなことです。
これは投資をすでに始めたい、という人にしか通用しないのです。
本当に伝えるべきことは、
「投資って誰でもできる。そんなに難しくない。」ということや、
「投資意識は人生にとって非常に重要で、貯金よりもはるかにいい。」
といった価値観の提示なのです。
そもそも投資がよくわかってない人、魅力がわかっていない人に興味をもってもらえなければ、やり方を教えても聞いてくれません。
このように、投資に限らずですが、
その世界の中にいる人の視点と、外にいる人の視点はかなり違います。
そして、外の人からでも魅力を感じてもらえるようなコンテンツを提供しなければならないのです。
そして、ここまで書いてきて、ふと思いました。
この記事も外の人が見たら、まったく魅力を感じないのではないかと。
おしまい。