運をお金で買うことはできるのか?
こんにちは、たまちゃんです。
昔とっていた、ある起業家の方のメルマガが久しぶりに届きました。
特に、そこから何かを学ぶつもりはないのですが、以前のメルマガから、ずいぶん時間が経っていたので、なんだろう?と開いてみました。
その方のコンサルを受けた人が結構結果を出しているよ、ということと、もうひとつは、その起業家さんの近況についてでした。
その近況というのが、奥さんの卵子を凍結する、というお話でした。
まだ結婚して間もないし、奥さんもお若い方と聞いていて、そうしないといけないご都合でもあるのかなと思いましたが、そんなことはありませんでした。
単純に好きなタイミングで子どもを産めるというのと、健康な卵子を保存しておくことで、障害児や流産のリスクを避けるというものでした。
このようなことに関して、良い悪いという判断は難しいと思うのですが、率直に言って、そこまでしないといけないのかな?と不思議な気持ちになりました。
この起業家さんは、起業のプロセスについて、動画をメインとしたスクールを運営していて、基本的には購入者に今まで作った動画コンテンツを見せるだけなので、動画を新たに録っていない現在は、ほぼ不労所得です。
しかも、結構な高額なスクールなので、遊んで暮らせるレベルです。
なので、こうしたお金持ち自慢みたいなことはちょくちょくメルマガで発信してきます。
もちろん、ブランディングの意味も兼ねていると思うので、それはそれでいいのですが、妊娠、出産のコントロールまで行くと、
「ああ、金があり余ると、こうなるんだ・・・」
と素直に思いました。
妊娠が困難な方に対して、医療的な意味での技術革新と、その利用に関してはやむを得ないと思います。
しかし、少しでも優秀な遺伝子を残したいという意味での、技術利用に関しては、釈然としないものがあります。
優秀な子に育ってほしいという考えはわかります。
しかし、なぜ優秀な子どもがいいのかというと、やはり
お金が稼げるから
だと思うのです。
そうすると、この疑問が自然と出てきます。
お金が稼げれば幸せなのだろうか、と。
お金があった方が、選択肢は増えるというのは当然なんですが、お金を稼ぐことそのものが人生の目的でないのも真理です。
実際、日本のような先進国ほど、自殺者の数が多いわけです。
ここを掘り下げるとまとまらなくなるとは思いますが、貧富の差が出てくれば、人と比較して不幸だと思う人が増えるのだと思います。
だから、お金に固執する必要はないと思うんです。
そして、お金でできるだけ優秀な遺伝子を残そうと思って、生まれた子どもが本当に幸せであるかも未知数です。
この起業家さんは、暇を持て余して、子どもの教育についても相当研究をされているそうで、お子さんが生まれたらいたれりつくせりの教育を施すのでしょう。
しかし、何もかも自由に手に入る環境で育った子どもでも、手に入らないものがあります。
それは、人生における試練や挫折の経験です。
試練や挫折を乗り越えて成長しなければ、人としての深みが出ません。
環境に恵まれれば恵まれるほど、試練や挫折から遠のいてしまいます。
人生を可能な限りコントロールしようとするほど、面白みのない人生になってしまうのではないか、
そう思うのです。
やはり、お金は何かをするための手段でしかないと、改めて思います。
自分の思うがままにコントロールしようとするためではなく、人のために使って、お金を還元していく、という考えを持ちたいと思いました。
それでは、また!
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