相談に乗ったら、どこまで責任が生じるのか?
こんにちは、たまちゃんです。
昨日、ある方と話していて、こんなことを言われました。
これからコンサルを本格的にしようと思っているんですが、コンサルをするということは、その方の人生を大きく左右する可能性があるわけで、大きな責任を感じ、プレッシャーに押しつぶされそうです。
確かに・・・
事業に口出しして、その事業がこけてしまったら、それはそれは大きな責任を感じます。
あるいは、2つの進むべき道があって、結果的に誤った道を選んであげる、なんてこともあるかもしれません。
でも、僕はその人に言ったのです。
「別に責任とかないですよ\(^o^)/」
ぷぎゃー!!
ぷぎゃーとは言ってませんが(笑)、えっ?そうなんですか?
というリアクションをされました。
確かに、事業を左右したり、人生の選択に関与する可能性はあります。
しかし、コンサルがやっているのはあくまで「解決案の提示」であり、「実践」ではないのです。
つまり、実践者はクライアント自身なのです。
責任逃れのように聞こえるかもしれませんが、実際そうなのです。
例えば、コンサルに限らずですが、何か人に聞かれてアドバイスをしたのに、
言われたとおりにやってこない人って、結構な割合でいらっしゃるじゃないですか(笑)
やっぱり人って、アドバイスを聞いても、どこかで「違うんじゃね?」という自我が出てくるものです。
なので、言われたとおり忠実にやることができないのです。
余談ですが、洋服を選ぶ時にどっちの色がいいか、嫁に聞くのですが、
だいたい自分がいいと思った方とは逆の色を、嫁は選びますからね。
それで、自分が気に入った色の服を買って、嫁に
「二度と聞くな!」と言われます(笑)
話を戻しますと、そうやって、相談者がアドバイスどおりにやるとは限りません。
仮にアドバイスどおりやったとしても、やはりやったことに対する責任は相談者本人にあるのです。
アドラー心理学では、これを
「課題の分離」
と言ったりします。
つまり、コンサルやアドバイスは責任もって行う必要はありますが、そのアドバイスを受け入れるのは、受け入れた側に責任があります。
なので、それをやってどうなるか、ということも本人の責任です。
もちろん、だからといって、適当なコンサルでいい、というわけではありません。
もっと極論を言えば、そのコンサルタントを選んで相談した時点で、その責任は相談者にあるのです。
あまたのコンサルタントの中から、その人を選んでいるのですから。
かつて、こんなお話を聞きました。
僕らが参加するビジネスコミュニティNEXT DIMENSIONの主催者のひとりは、小田真嘉さんという、知る人ぞ知る、凄腕のコンサルタントです。
その方にコミュニティメンバーが相談して、なにかしら回答をいただいたそうです。
その後、NEXT DIMENSION内のグループコンサルで、また小田さんのコンサルを受ける機会があったそうなんですが、
言われたアドバイスが、前回受けたアドバイスとまるっきり違ったそうです。
そこで、「以前、こんなアドバイスを受けたんですが・・・」と言ったら、小田さんは
「えっ!私そんなこと言いましたっけ!?」
と、忘れていたそうです(笑)
それで、その方は当時すごく腹が立ったと言っておられました。
確かに、いい加減に扱われている気がするとは思います。
私も同席したわけではないので、想像にはなりますが、小田さんもその時々の相談の空気感で言われた言葉だったと思うんです。
その人が悪いというわけではありませんが、相談する側にも責任があります。
例えば、最初のアドバイスを受けてから、その後の経過をこまめにメールで報告などしていたら、小田さんも気にかけていて、その延長線上のアドバイスができたかもしれません。
単発で質問したから、単発で答えが返ってきただけ、とも言えるのです。
両者に整合性が取れなくても無理はありません。
相談したら、自分にとって都合のいい答が返ってくるとは限りません。
相談する以上は、最もふさわしい回答をいただけるよう、相談する側も配慮が必要なのです。
というわけで、コンサルする側もされる側も、そのコンサルを最高のものにするため、コンサルの前後で集中していかなければなりません。
それで、結果が悪かったとしても、どっちが悪いもないと思うんです。
というわけで、私、責任はとれませんが、ご相談をお待ちしております!
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