後姿を追いかけて -ミドルエイジのハローワーク-
ご無沙汰しています。Tamaです。案の定三日坊主・・・危ない危ない^^;
4年間ほどお世話になった電力業界を退職しました。そして、家業でもある物流系ITで外資系企業に戻ることになったものの、50肩が酷くなりあれこれここに書きためた威勢は何処へやら。なにせ、スマホを仰向けで持つのに激痛が走りました。
この記事は約4〜5分くらいで読み終わります。(2,849文字です)
こんな人に読んでもらいたいです。
・コロナ禍に転職を迷っている人
・年齢で転職を諦めかけている人
・チャレンジの画は描けているもののコロナ禍で思うように進まない人
退職を伝える
前職の上司には今を遡ることもう半年近く前になります。3月にこの状況、実は通勤とか密接で開発はやばいんじゃないの?というところで、「全社リモートワーク」に舵を切ります。「派遣社員」の方は、契約時に「就業場所」というものを定めている場合があるので契約を巻きなおしたり、今までデスクトップPCであった方は持ち帰れませんのでノートPCの手配をしたり。一通り終わった後ですから、4月末でした。当時、正社員は基本在宅勤務でしたので、4月に組織変更したばかりの新しい上司にSlackで報告しました。我ながらずるい(笑)すると、一番お世話になった上司から程なくOne on Oneで話したいと連絡がありました。
セキュリティの分野で経験値の少ない私を監査担当としてもっと経験を積んで、自分のプリマリーキャリアとして、定年関係なく身につけられる技術として、活躍して欲しかったということと、会社が資金調達や技術的に大きなイベントがありました。私自身が疎外感を感じていて、お役に立てていない、自分のスキルのギャップを感じていたところに会社にも申し訳なく思っていて。
回りくどい言い回しをあえて避けると、「適材適所」ではなかったというところでした。運用(オペレーション)は私の想定したものと違ったので、情シスに異動したものの、セキュリティや情シスの勉強をすればするほど自分のこの周回遅れは取り返せない、そのまま10年後には定年きちゃうよね。拙いけど、外資系企業を渡り歩いてきた身としては英語も使えない環境だと、今までの30年の社会人の経験を0にして、ここからスタートするのはしんどい、と伝えました。
上司はとても良い人でした。色々教えてくださって。本当にご尽力いただけました。最近では、いろんな会社から資金調達を成功させているようですし、先月は東洋経済の「すごいベンチャー100<住まい・暮らし>」で注目され、今後は陰ながら応援しています。ほんとうにありがとうございました。
後ろ姿を追いかけて
私は元々データのクレンジングやIT部門、オペレーション(基幹アプリ)のサポートなどなどお客様のカスタマイズやコールセンターからの技術的な問い合わせに対し、データを治す、UIのおかしいところとかは要望(Change Requestと言います)を適宜提出し、できるものは変更、マニュアルでデータを出したり、データベースをいじったり、データの見える化、レポーティングしたりすることがメインでした。元々、オンプレでAccessで顧客データベース作ったり、FileMaker(おかえり!Claris!)でFAQ作ったりするのは好きだったので、もっと極めるならこっちが正しい?といえば正しい。どうして、そのままデータ分析の方に行かなかったのか?正しくは行けなかったのかが正しいのですが。なぜ、セキュリティを学ぼう!ちょっとやってみるか?の答えは一つ「後ろ姿を追いかけて」
パートナーの存在
お付き合いして何年かのパートナーがいました。セキュリティー最高峰の資格を持っていました。私は、長年彼の仕事を理解したくて、苦しいこと、楽しかったことを少しでも共有したくて、CCSPとかセキマネとかいっぱい勉強してみました。
ちょっとした愚痴でもわかってあげられるかな?(というあさはかな考え)
確かに監査の時には役に立ったし、LT会でも話させていただいて貴重な体験をさせていただきました。私のキャリアの中では無駄ではなかったし、新しいドアを「こんにちは!」って開けたり、なんといっても前の会社はこの好奇心とキッカケがなければ私の居場所はなかったのではないかと思っています。
度重なる中止とパートナーとの別れ
さて、監査の担当でもなくなったけど勉強した印として、IPAの春と秋に開催される予定「情報処理技術者試験」のうち「情報セキュリティマネジメント試験」に申し込みをしていました。春は全試験中止、秋は「基本情報技術者試験」と「情報セキュリティマネジメント試験」のみ延期という名の中止になりました。結局、いつになるか未定なので返金されることには変わらないとのこと。CCSPは、PMPの方に予算が取られるので様子を見ていて、まずはこっちが受かってからにしよう!と思っていた矢先でした。
そして、背中を追っかけていた、パートナーとの別れ(お付き合いは長かったけど、ここのところの長らく遠距離になり言葉の行き違いや、私も冷静になれた大きく成長できたこの半年でした)、正確にいうと試験の中止の方が後なのですが。私の中で「まずは現職に関係のあること」「PDUを確保しているPMPをはよかたせ」と整理ができて、その余裕ができてから縁があったら、セキュリティとか深掘りすればいいと少し気持ちが楽になりました。
遡ること4ヶ月前
あるエージェントから「Tama-san(もちろんここは私の本当の苗字)、Are you still interested in Data analyst roll? Salary can be negotiated.」もちろんありますとも!まぁこんな話は今までもあったからなー。
履歴書と英語のCVを送ったら、すぐに折り返しがきて、teamsの面談をしたいとのこと。やったー!履歴書通ったってことは年齢と転職回数はクリアしているってことだ。やりとりあって、すぐにチーム面談が設定されて、一週間待たされるはずがすぐに返事がきて、人事面接、英語もスムーズ(プレッシャー弱々に神降臨!)に進み、グローバルのパーソナルチェック、あと前職の以前の上司にReference(どんな人なん?みたいな推薦インタビュー)をお願いし、すぐに入社が決まりました。この時すでに私の年齢は51歳です。インタビュー(1:多)の時も「僕も51でこの会社に入りました」とか「仕事ができれば、年齢は問いません。定年も延長しましたし。」とありがたいお言葉。
1日一週間があっという間!
この事態なので名刺もまだできてないし、戦力になるどころか、本当に勉強すること学ぶことが多くって、あっという間に一週間経っています。
これからは、「これが私!」を持って、残りの人生、必要とされるように長く楽しく働きたいなと思いました。
やればできる!
お読みいただきありがとうございました。