映画パラサイトをみて、映画のお作法にふれた
こないだ、『パラサイト 半地下の家族』をみました。
今話題の、半地下の家に暮らす家族が、金持ちの一家に寄生(パラサイト)するっていう話。
以下、ネタバレどうぞ、と言いたいところだけど残念ながらそれは無理。文が書けない以前に、感想が生まれなかったから。
感想が生まれない、というのは感情がないとかじゃなくて、内容を理解し咀嚼できなかったから物を言いようがない、ていう意味です。
ストーリーがどんな風に始まって終わったかは理解できました。
でも韓国社会のこととか文化のこととかわからなくて、すごく大事な部分をわたしはキャッチできなかったと思うんです。だから序盤もクライマックスもエンドロールも、ずっと頭がモヤモヤ。
ちょうど職場でも、これに通ずるようなお話を聞きました。そのお話にも感化されて、パラサイトのモヤモヤを解消しようと内容を振り返るも、何がどのシーンがモヤモヤだっかたさえ覚えていない始末…。なんだかすごく勿体ないことをしてしまったと痛感しました。
もちろんストーリー展開とかは面白かった!けれど、もっと深いところにある核みたいな、これだからアカデミー賞取れたんだ、っていうようなポイントまで味わうことができなくて、悔しい気持ちがじわりでした。
「映画鑑賞」ていう言葉があるけれど、それには「理解している」という前提も含まれているみたいで、今回は鑑賞じゃなかったんだなって思います。結局見た"だけ"なので、怖いという感情が残ってしまったのとモヤモヤ効果で、その晩は悪夢にうなされました。(笑)
せっかく見たいと思ったなら、もっと楽しむ準備をしなくては!
それが最低限のお作法なんだと思いました。(少なくとも私が楽しむためには。)シリーズものの続編を見る時は前作を復習するのと同じように、今回も少しくらい予習すればよかったと反省しました。
久々に映画を見て悔しい気持ちになれたので、今度からは気を付けよう。
次は「野生の呼び声」が見たいなあ。これは原作があるみたいなので、予習はそこかな?楽しみです。