事件です..・ヾ(。 ̄□ ̄)ツ
なんとバトンがまわってきました。noteをはじめて初です!
まわしてくれたのは、note界のアイドル(だと思っている)かねきょさんです。https://note.mu/kanekyo12
バトンの主催者はモッコーBグル部さん https://note.mu/yocy_gowe
↓バトンの詳細はこちらだそうです。
ノートバトンココセン https://note.mu/notebaton/n/nb7cfea9ec4ea
バトンのテーマは『ココセン』だそうです。
『ココセンとは、この本のココにセンを引いた(そして励まされた、救われたなどの)エピソードです)。
私のココセンは宮沢賢治の『めくらぶとうと虹』です。
「めくら」は非差別用語ですが、ノブドウのことをだそうです。
平たく説明すると、城跡の薮の中にある虹色に熟れた実をつけためくらぶどうの木が「虹さんがもっと素晴らしくなれるのなら、たとえ百回死んでも構いません。」というほど、恋焦がれた虹への思いを伝える・・・そういう話です。
※要約にもなっていない・・・とっても短いお話なので、ご参考までにURL貼ります。
http://aozora.binb.jp/reader/main.html?cid=1077
めくらぶどうがいいます。
虹さんをこの上なく尊敬し素晴らしいというと、この上なく尊敬しなければならないのはあなたで、決して消えないあなたが素晴らしいですと、虹さんがいいます。
でも、めくらぶとうは、私の美しさも秋風にとばされ、冬になれば雪に覆われ枯れ草の中で腐りはててしまいますといいます。
虹さんがめくらぶどうに微笑みながらいいます。
「この世でいつまでもそのままでいられるものなんてありませんよ。…」
ハッとさせられました。
私がめくらぶどうなのだと、思いました。
めくらぶどうは虹さんに教示がほしい、自分も連れて行ってほしいというと、
「私はどこにも行きませんよ。いつもあなたのそばにいますよ。…」
そういって、虹は消えてしまうのです。
私は幼い頃から家庭環境があまりよくなかったせいか、ちょっと心を閉ざし気味の子どもでした。
実家には神棚はありましたが、私は分類すれば、無宗教者です。
でも、よく星空をながめていたせいか、なにか大きな存在があるということだけは感じていました。「神」という言葉は理解していなかったけど、小学生のころまで、一日の終わりに夜空にお礼をしてから寝ていました。(いま思うと現実逃避っぽいですけど)
春がきて、夏がきて、秋がきて、冬がくる。でもどの季節も同じものはない。
めくらぶどうをはじめて読んだ時、涙がポロポロ落ちたことを覚えています。
変わらないものはない、でも自然や宇宙には秩序というか循環がある。
そして、虹さんが言うように、いつも自分のなかにも「ある」ことに宮沢賢治の美しい言葉の旋律で教えてもらったのです。
最後にバトンをまわしてくれたかねきょさんと宮沢賢治で被ってしまって、ちょっと他のもの探したりして、結局この作品に戻ってきました。(72時間以内はセーフ???)
バトンをいただいたのはかねきょさんです! https://note.mu/kanekyo12/n/n0504a8dd8c22
次にバトンを渡すのは山口倫可さんです! https://note.mu/rinka_y
りんかさん。承諾もなしにごめんね〜
こちらにこれまでのバトン記事が読めるそうです!https://note.mu/notebaton/m/mdc6c5c99193b