「腰の丸い人の服装計画放浪記 ①」 専門店はありますが…
「お母さん、腰が丸出しになった格好で歩いていたけれど、服装を見てくれる人はいるのかな?」
故郷の友人からメッセージが届きました。
迷いに迷って言葉を選んで連絡をくれたのでしょう。
(私は30年以上同じところに住んでいますが、私が母の歳になった時に、このように気遣ってくれる人はいないでしょう)
母は数年前からスムーズに歩けなくなり、腰が丸くなり認知も頼りなくなってきました。
シルバーカーを使うようになり、足をサポートする靴を購入したこともありました。
面倒くさがりの私は、合理的な服装計画が得意!
これを機に腰の丸い人の服装提案を試行錯誤して、備忘録としてこちらに記していこうと思います。
トップスは後身ごろが長くなったもの、ボトムスは股上が高く特に後ろ側にゆとりのあるもの、下着も上下それぞれ対応した商品が見つかります。
しかし…、どうしてもデザインが気に入らない(私が)。
1.ゆとりがあるのは助かるけれど、ただのダブダブ服の印象
2.色柄がいかにも年寄り風
1.に関しては、見た目云々の問題だけでなく、余分な部分で動きを妨げられたり、手入れに手間がかかったり、嵩張ることで収納や保管にも差し障るのです。
というのは、高齢者の服に限らず、このところゆったりした服が流行しており、私は上記の理由からどうしても馴染めないでいます。
うっかり購入しても、私にとっては面倒臭い服となっています。
今回も「高齢者用の服で色柄の気に入ったものがないから」と一般の婦人服を探しましたが、とにかくたっぷりし過ぎるデザインばかりで私の探している服になかなか巡り会えませんでした。
現在は昔ほど一つの方向に流行が向かっていません。
例えばスカート丈も長めが流行っていますが、ミニスカートを履いていたからといって、バランスさえよければ流行遅れには見えません。
今見ると驚きますが、昭和40年代はファーストレディも皇室の女性も膝が見える丈のスカートを着用されています。当時の流行は一律だったのだと思います。
それに比べ、現代は流行の縛りは緩やかにも拘らず、店頭にあるものは同じようなスタイルばかりです。
「流行に合わない」…
これがヒントとなり、ある手段を思いつきました。