いでたちプランニング なりたち 4 「自分がどうありたいのかを知る I」
とある記事で
「洗ったグラスを伏せて置かないのは無神経」
というコメントを読んで驚きました。
私はコップを伏せておく方が気持ち悪いと思うのです。
ふきんで拭いたとはいえ、完全に乾燥したわけではない、伏せて置くとその湿気が行き場を失って…と考えるといてもたってもいられません。
確かに上向に置くとホコリが気になるのも分かります。でも頻繁に使うものだと気にならないし、気になるなら使う前にサッとすすげば良いと思います。
とはいえ、伏せて置く派の方はその方なりの考えや感覚があるのでしょう。
お互い自分の気のすむようにすれば良いのです。
「見せない収納」
というのが流行った時期があります。大きな扉の壁面収納に道具類を収納して何も置かない部屋…
私もそれが正しい部屋のあり方だと思っていて、壁面収納にリノベーションしたいと思っていました。そうするとすっきり片付いた部屋になる、と。
リノベーション前に受講したある収納セミナーは、先生のお宅が教室で、実際の暮らしを見せてくださいます。
キッチンでボウルやザルを置いてあるのはスチールワイヤーのラックでした。
「これだと湿気が気にならないから」
先生の言葉は青天の霹靂でした。
そうなのです!
私もそれが気になるのです!
隠す収納にしたところで、私のことだから乾く(と私が判断するまで)まで片づけられない、そのうちまた食事の支度の時間になり結局出しっぱなしの道具をそのまま使う…
という図が走馬灯のように脳裏を駆け巡りました。
いくら達人の伝授する秘訣でも、自分の性質や価値観に合うものでないと活かせないのです。
自分自身の傾向を知ることが大切だと実感した瞬間です。
自分自身を矯正するのではなく、
自分に合った方法を取り入れた方が負担は少ない。
「なりたち 2」でも書きましたが、自分を方法に合わせるのではなく、自分に合った方法にすれば簡単で気持の負担も少ないのです。
これが、いでたちプランニングで書込み式のワークを取り入れるようになったきっかけです。
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