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いでたちプランニング なりたち 5 「自分がどうありたいのかを知る II」


目玉焼きの味付けは何が好みですか?

という質問には即答できるのに

「どんな服が好きですか?」

という質問には悩む人が多いです。


前述したように、服というものは選択すべき条件と外部からの情報がたくさんあります。

おしゃれ番長の恫喝

その中で自分の好み、得意・不得意、ありたい姿が紛れてしまいます。

心の庭を満たす服装計画は、この三つの項目を要(かなめ)としました。

そうして、その項目をひとつひとつを書込み式のワークシートに記入していく

「いでたちプランニング」が出来上がりました。


今を遡る2006年、新聞記事であるワークショップについての記事を見つけました。
こちらも何やら自分のことを書き込んで、それをビジュアル化するワークのようで
「私のワークと似ている」
と早速ワークショップを申し込みました。

朝日新聞 2006年7月17日(月) の記事

これが、その後長いおつきあいになる

・ひふみコーチ株式会社代表 秋田稲美さん


https://123-coach.com/about-us

との出会いです。

その時は起業を目指す若い女性のためのワークショップで

皆目標に「年商◯億円」と書いています。


私はすっかり圧倒されて、具体的な目標の数字が書けませんでした。
そこで稲美さんにそのことを相談しました。

私「私、億なんて数字は書けません」
稲美さん「書けないのはどうしてでしょう?」
私「…(しばらく考えて)それだけ年商を上げるのは大変なことだから。しんどい思いはしたくありません」
稲美さん「いくらならしんどくない?」

実はその時の私は

「どうして ”こう書きなさい” と答えをくれないのだろう」


ともどかしく思いました。
それと「どうして書けないか」を掘り下げて向き合うことに抵抗がありました。

「どうせ私の言い分は否定されるし」

今思えば、周囲の人の目標なんて私には関係ないし、そのワークで大風呂敷を広げたところで責任を取る必要もない。
自分で勝手に制限を設けていたのです。

その時期私は、2人の小さな子どもの世話にほぼワンオペで翻弄されていて、ことあるごとに色々な方面から
「子育てを理由にサボっている、本当にやる気があるのなら…」
と責められることがよくありました。
アドバイスとはダメ出し、叱咤激励させるものだと思い込んでいたのです。

”年商◯億”と書けない自分の心の内に向かい合うことにも抵抗があったのは、”人の決めたことに乗っかっている楽さ”ということにも気がづきました。

そして「自分の考えを言うと否定される」と考えることが習慣になっていることも。

私たちはよく「もやもやする」という言葉を使います。
ハッキリ「これが不本意だ」と言葉にできないこと…

「もやもや」のない状態はどんな状態でしょう?
その時どういう気持ちになるでしょう?
そのために今できることは何でしょう?

このような問いかけがコーチングの手法であることを、後に知りました。
私の「いでたちプランニング」のワークは拙いながらもコーチングの要素があったのです。

慣れてくると、自分自身に問いかけるセルフコーチングができるようになってきます。


モノの中でも特に服はいろいろな要素が絡んでいて「もやもや」しがちです。
「年商◯億」を望んでいるわけではないのに、"望まなければならない"と思う心理に似ています。

いでたちプランニングで、ご自身の服を取り巻く環境や、「こうありたい」姿を具体化してみませんか?
目玉焼きの味付けをどうするかの問いと同じくらい、

自信を持って自分の服装計画のゴールを決めることができるようになります。


■なりたち1「心の庭を満たせた3つの理由」
https://note.com/tama0o_o0/n/n827bcab76dbb?magazine_key=mad923fcebfcb

■なりたち2「自分に調和する服を選ぶ」
https://note.com/tama0o_o0/n/n448d3c49dd01?magazine_key=mad923fcebfcb

■なりたち 3「モノとの向き合い方を知る」
https://note.com/tama0o_o0/n/na365c83f7825

■なりたち 4「自分がどうありたいのかを知る I」
https://note.com/tama0o_o0/n/n67faf30fa5d8

■なりたち 5「自分がどうありたいのかを知る II」
https://note.com/tama0o_o0/n/n4639d17cb962?magazine_key=mad923fcebfcb


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