2022年7月1週相場分析
これまでの流れ
ファンダメンタル分析(ドル/円)
急激なドル高円安の要因はアメリカと日本の中央銀行のスタンスの違い
アメリカ→高インフレで金融引き締め
日本→金融緩和の継続
つまり、米金利上昇による日本との金利拡大でドル買い、円売りが加速。
直近のファンダメンタル的には
アメリカ(FRB)
インフレが加速する材料にはドル高
その逆はドル安
例、
金融引き締めの加速を連想させる要人発言や指標結果→ドル高
金融引き締めに慎重な姿勢を連想させる要人発言や指標結果→ドル安
日本(日本銀行)
緩和を継続しそうな材料には円安
その逆は円高
例、
金融緩和の継続を連想させる要人発言や指標結果→円安
金融緩和から引き締めへシフト変更を連想させる要人発言や指標結果→円高
上記4パターンで一番インパクトのあるのは
金融緩和から引き締めへシフト変更を連想させる要人発言や指標結果→円高
特に黒田総裁、岸田総理、財務大臣、日銀関係者(元除く)
が政策変更を示唆したりすると大きく円高になる可能性大
現状考えると可能性は低い…
また、リセッション懸念が本格化してきた感があるので
現状上値は重たくなるのではないかと感じています。
チャート分析(ドル円)
週足チャート
週足でも押し目を作らず、ものすごい勢いで上昇していったドル円。
少し気になるのは、
前週の上髭と今週も同じように上髭を付けて週足が確定
上昇の勢いが弱まっていそうな感じ。
リセッション懸念の影響か?
週足では3本の水平線を引いてます。
①最高値を作った起点
②前回の最高値
③最高値
週足では、上昇トレンド継続中
日足チャート
日足に落としても、上昇の勢いは弱まってそう
ダブルトップを付けて下落しそうな形
日足では1本の水平線を引いてます。
①最高値を作った起点
でもあり、ダブルトップのネックラインとしても意識されそうです。
また、週足では確認できなかったレジサポが確認できます。
週足チャートで引いた
②前回の最高値(131.377)
落ちてくれば強く意識されそうなラインです。
4時間足チャート
4時間足で追加できそうな水平線はありません。
時間足を落とすとよりダブルトップっぽい形がわかりやすい。
水平線については細かく見れば、引けるところはあるかもしれませんが
個人的には水平線を引く上で意識していることは
大衆が意識しそうなところなので、あまりたくさんは引くのは苦手です。
また、ブレイクアウトの定義として、
水平線を実体で超えるまでは私はブレイクアウトと認識しません。
直近でいうと①は最高値更新も実体では超えていないので、こういった点も加味して上昇が弱いです。
日足で引いたの水平線も同じで日足もしくは4時間足で実体で下にブレイクしない限り、大きな値幅のショートは狙いません。1時間足チャート
1時間足チャート
1時間足ではレンジです。
パス引くとわかりやすいですが
上昇→下降→上昇→下降(いまここ)
若干ですが、安値、高値切りあがってます。
1時間足では2本追加
①直近安値の起点+キリ番
②ダブルボトムでサポートされそうなライン
トレード戦略としては
①ブレイクでロング
②ブレイクでショート
実際のエントリーは状況によりますが…
15分足チャート
15分足では1本追加
直近でサポート、レジスタンスを繰り返しているライン
下位足では意識されそうなライン
赤ラインは実際にエントリーした際の損切ラインになるところや
利確、長く持つ場合はトレールラインにするところです。
注目イベント&気になる点
注目イベント
7月4日(月) 米休場
7月6日(水) ISM非製造業景況指数 23:00~
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 27:00~
7月7日(木) ADP雇用統計 21:15~
7月8日(金) 雇用統計 21:30~
指標が悪い結果になれば、金利低下、ドル安要因
指標が良い結果になれば、金利上昇、ドル高要因
また、FOMCメンバーのスピーチも予定されてるので
要人発言にも注目!!
気になる点としては米国債
米国債は6月中旬に3.500%付近まで上昇し、
現在、2.889%まで下落。
金利差が意識されて、上昇していったドル円ですが
金利差が縮小している割にドル円が下げてきていない点。
2.700%をブレイクするとさらに下落する可能性も…
市場のテーマがインフレから変わっているのかもしれません。
7月に突入したので今後の動きに注目です。
最後に
相場分析は投稿は毎週末にできる限り更新し、
材料が飛び込んできたら不定期での更新も予定しています。
余裕があれば、ドル円以外の通貨も投稿していきたいと思います。
あくまで個人的見解なので
投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。