2022年7月3週相場分析
先週の相場分析はこちらから↓
先週の流れ
ファンダメンタル分析(ドル/円)
先週も激動のドル円でした。
最高値更新中( ゚Д゚)
先週の経済指標の結果確認はこちらから↓
https://www.forexfactory.com/
11日(月)
ドル円最高値更新
前日10日(日)に行われた参院選で自民党が圧勝。
日銀の黒田総裁が金融緩和策を続ける考えを強調し、
大きな政策変更はないことを安心材料にドル円上昇。
ユーロ/ドルのパリティ割れも意識されドル買いが進む展開
13日(水)のCPIにも注目が集まる。
12日(火)
市場の注目はパリティへ
欧州の景気後退を背景にパリティ割れに注目が集まる。
パリティ割れになると強いドル買いになるので
ドル円には上昇要因に…
13日(水)
CPIの結果
6月消費者物価指数(CPI)(前月比)
予想1.1% 結果1.3% 前月1.0%
6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
予想8.8% 結果9.1% 前月8.6%
6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
予想0.6% 結果0.7% 前月0.6%
6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
予想5.7% 結果5.9% 前月6.0%
インフレはさらに加速。
また、同日に発表されたBOC(カナダ銀行)が予想を上回る結果に…
カナダ銀行 政策金利
予想2.25% 結果2.50% 前回1.50%
ユーロは一時パリティ割れも回復。
底堅い展開。
14日(木)
CPIの強い結果&カナダ中銀の予想を上回る結果で
次回FOMCで100bpが強く意識され、東京時間からドル円上昇。
PPIの結果
6月卸売物価指数(PPI)(前月比)
予想0.8% 結果1.1% 前回0.8%
6月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
予想10.7% 結果11.3% 前回10.8%
6月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
予想0.5% 結果0.4% 前回0.5%
6月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
予想8.1% 結果8.2% 前回8.3%
PPIの強い結果でFOMCでの100bpが現実味が増し
ついにユーロ/ドルでパリティ割れ。
しかし、連邦準備理事会(FRB)タカ派ウォラー理事と
セントルイス地区連銀のブラード総裁が75bpを支持すると表明したことで、一段と積極的な利上げ観測が後退し、
ユーロドルはパリティを回復。
15日(金)
ドル円はFRBの積極的な利上げが後退したことで上値が重い展開。
小売売上高やニューヨーク連銀製造業景気指数など指標の良好な結果も
アトランタ連銀のボスティック総裁は、超大幅な利上げに消極的な姿勢。
さらに、長期インフレ期待が予想以上に低下したことがミシガン大学消費者マインド指数の統計で明らかとなりドル売りへ。
来週以降の注目点
現在、28日(木)のFOMCで75bpがコンセンサスとなっており、
FRBメンバーからも100bpへ利上げに対して否定的なコメントが続いており
75bpを完全に織り込んでいる状態。
来週発表される指標結果によっては100bpが再度、意識されるようであれば
ドル買いが進む可能性ある。
19日(火)6月消費者物価指数(欧州)
21日(木)日銀金融政策決定会合
欧州中央銀行(ECB)政策金利
22日(金)6月消費者物価指数(日本)
を控えており、
ユーロも連日の売りで大きく下落しているので
欧州の結果によって強いユーロ買いになれば
ドルには下落圧力になることも意識。
また、急速な円安も進んでおり140円手前ということで
日銀の緩和姿勢に対する要人発言や指標結果での円高にも
注意が必要。
チャート分析(ドル円)
週足チャート
最高値をブレイクして上昇継続中。
最高値に水平線を追加(139.398)
MAとの乖離もすごいのでいつ調整が来てもおかしくないですが
目線は上。
日足チャート
ダブルトップ否定からの上昇。
チャートパターンで意識されてそうな場面は崩れた瞬間に
一気に方向感が出ます。
特に逆の場合はすごい勢いで伸びることが多いです。
4時間足チャート
上昇後に前回高値付近でのSR(136.568)をしっかり確認できます。
下がって来たときにグレーゾーンは意識されるポイントなので
グレーゾーンでの動きに注目。
前回高値(137.859)
SRライン(136.568)に水平線の追加
1時間足チャート
SR確認からの上昇では押し目を作らず一気に上昇。
こういった場合は急落のリスクも高まるので注意が必要。
現状はじわ下げですがグレーゾーンまでの静観します。
参考までに
黄色のゾーンで確認できる三尊のネックラインブレイクした場面
わかりやすいチャートパターンでのブレイクライン(137.206)は
レジスタンスやサポートになりやすいです。
その理由は考えてみてください。( *´艸`)
15分足チャート
水平線として意識されそうなラインの追加は無し。
今週もイベント盛りだくさんなので、動きが出てから打つ予定。
今週のイベント
7/18(月)
東京休場
7/19(火)
金融政策会合議事要旨公表(AUD) 10:30~
6月消費者物価指数(EUR) 18:00~
7/20(水)
6月消費者物価指数(GBP) 15:00~
6月消費者物価指数(CAD) 21:30~
7/21(木)
日銀金融政策決定会合(JPY)
日銀総裁会見(JPY) 15:30~
欧州中央銀行政策金利(EUR) 21:15~
ECB総裁記者会見(EUR) 21:45~
7/22(金)
6月消費者物価指数(JPY) 08:30~
7月総合購買担当者景気指数(USD) 22:45~
あくまで個人的見解なので
投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。