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この冬、編み物デビューしてみた。

材料を何1つ持っていなかった完全なる素人が、この冬マフラーと帽子を完成させたので作ってみたこもごもを。編み物、楽しいよ!

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編み物は作ったものを使える、実益を伴う趣味だ

私が「編物やってみよう」と思った一番の理由は、「作ったものを使える」からです。
以前「手毬のキット」に手を出した時は、完成した手毬が引き出しの中で転がっているだけでした。残念ながら、実生活において小洒落た小物が生きるシーンは私の人生にありませんでした。
その点編物はマフラーやらセータやら、色とデザインさえ間違えなければ使えそうなのではじめることにしました。

この冬完成したものはキットとYouTube

2本の編み針を使う棒針編みという手法で2つ作りました。1つ目は毛糸屋さんのキットで作るティペット、2つ目はYouTubeに乗ってた帽子です。

編み物はサイズの割に結構時間を食いました。例えば上記帽子の画像で折り曲げている部分は一周10分を15段編んだので、ここだけで単純計算150分です。
途中心が折れたり間違えて最初からやり直した期間を抜くと、大体どっちも1ヶ月くらいで完成しました。

まずは、キットがあれば作れるはず

最初はキットに手を出しました。キット、そう、必要なものが必要な量オールインクルーシブに入っているあれ。
オンラインサイトで物色して、子ども向けのティペットにきめました。実際作ってみてこのキットの特に良かったところは
メイン部分の糸が太い&ボケボケしているので編み方が下手くそでも全然目立たないこと
です。

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↑こんな感じ。遠目に見ればなんかボケボケしている印象

昔の漫画とかで彼女がボロボロのマフラーを作ってプレゼント、のようなシーンがありますが、なぜボロボロになるか。下手くそで編み目の形が揃わず納得がいかない→解いて再度挑戦、を繰り返すからです。その点このキットは毛糸がボケボケしていて、編み目がボケボケに埋まっているので一つ一つの形がいびつだろうがザクザク進めることができました。

準備で困ったことは店員さんというプロが道を示してくれる

私は化粧品でも「よくわからないのでプロの仰せのままにしてしまいたい」精神の持ち主なので、プロに聞くことにしました。

キットを販売している毛糸屋さんの実店舗に向かい「初心者です。このキット作りたいです。なにが必要ですか?」とカタコトで申すと優しいプロが必要な編み針ととじ針を教えてくれました。羞恥心は家に置いてきた。

自粛の現在、買おうとするとネットかと思いますが、電話注文受け付けてくれているお店もあるようです。困ったらきっと力になってくれるはず。

補足:プロの啓示以外に用意しておくと良いもの

100均でもいいので、キットと同じ太さの糸があると便利です。同じ太さ=同じ針の号数なので探しやすいです。これは「捻り増し目?...???」など混乱した時に、試しに編んでみることができます。本物を使う場合は、試し過ぎると摩擦で意図せずボケボケになるので気をつけた方が良いです。

編む時困ることはYouTubeが解説してくれる

まずキットの指示書を読むと「作り目」と書いてあって止まりました。はい1歩目で立ち止まりました。
色々な解説画像を見ても毛糸をクルッと回す感じがわからなかったのですが、このご時世動画で色々な人が解説してくれていました。

わからないキーワードを検索窓に入れるだけで色々出てきます。

左利きの人がかぎ針編みする場合、説明書や本には大体載っていません。この動画はウサギの耳を作る時に動画が大変役立ちました。高評価十回押したい。

初めて編んで感じたこと

事前の試し編みは面倒だけどとても重要
人によって編む時の毛糸のキツさが異なるため、同じ数だけ編んでも実際にできる大きさが違います。このため「ゲージを取る」という試し編みをすることが推奨されています。
事前にゲージを取って「自分が編んだ場合のサイズ感」をはかることで、編み方の図どおりではなく、編み針を別のものに買い換える必要があるかがわかります。特にセーターなど作りたいサイズがしっかりしているものは必要そうです。

初心者はキット、本やYouTubeで指定している毛糸を選んだ方が良い
手癖も問題ですが毛糸も鬼のように太さの種類があります。異なる太さの毛糸を使用すると編みあがりのサイズも異なってきます。可愛い毛糸を見つけても、そこはぐっと我慢して作りたいものに合わせた毛糸を選ぶことをお勧めしたいです。
例えば指定の毛糸は1段編むと2センチ進む太い毛糸だったのに対し、1段編むと1センチ進む細い毛糸を買ったとします。半分しか進まないので、指定されている量の倍の毛糸が必要になってきます。達人達は自分で調整できるようですが。。。

やろうと思えば YouTube+100均の毛糸と編み針で作れる
興味はあるけど自分に合うかわからない場合は、まずはYouTubeで作りたい物を選んで、手軽に始めることができそうです。今の季節でも春夏用の糸が売っています。

ロッキングチェアで編み物をするおばあちゃんはサイボーグか何か
欧米的なウッドデッキで、陽の光にあたりながらロッキングチェアを揺らしのんびり編み物をする、、、そんなことできない。今どこやってるか考えるので精一杯。

編み物は楽しい
毎日ちょびっとづつ作っていました。
完成した時の満足感といったら、もうドイツ式乾杯で祝杯をあげたくなりました。

この後も趣味として続ける予定です

調子ついて子ども向けカーディガンの毛糸を購入したので、秋完成を目標に作成しします。袖をくっつけたり襟口を作ったり、かなり難易度が高そうです。


ここまで読んでいただきありがとうございました!

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