私のおすすめ ~大豆田とわ子と3人の元夫~
こんばんは。
いつもは私の本箱と題して、おすすめの本をご紹介していますが、今回はおすすめドラマをご紹介します。
「大豆田とわ子と3人の元夫」
松たか子さん演じる大豆田とわ子と3人の元夫たちの日常を描いた本作。3人の元夫を演じるのは、松田龍平さん、角田晃広さん(東京03)、岡田将生さん。
同じく坂元裕二さん脚本、松たか子さん、松田龍平さんが出演されていた「カルテット」にドはまりし、東京03の大ファンである私にとって、願ってもないドラマでした。
とにかくこのドラマは、登場人物が皆魅力的。
私が一番好きなのは、岡田将生さん演じる、中村慎森。
最初こそ、「雑談っていりますか?」「お土産って必要ですか?」と、とにかく無駄なことが嫌いな空気の読めない嫌な奴。
でも、とわ子や2人の元夫と過ごす日々の中で、変化を遂げていきます。
「雑談はいらない、お土産もいらない。でも、好きな人との雑談は楽しいし、好きな人にお土産をもらうのも嬉しい。好きな人となら、紙コップで飲むワインもおいしい。」
「自分らしくして好きな人に好きって言えないなら、自分らしくなくても好きな人に好きって言いたい。そうやって続けていけば、それも僕らしくなっていくと思うし。」
「無駄に並べられたワインのコルク。どれも君が愛に囲まれて生きている証拠なんだよ」
無駄を嫌い、とげとげしていた慎森ですが、とわ子たちとの交流の中でどんどん優しく愛すべき存在となっていきます。
そして、もう一人。
とわ子の娘、唄。
第1話のナレーションでは、「生まれたときから反抗期」なんて紹介されていますが、本当はとわ子への愛でいっぱいなのです。
「ママといると楽すぎる、このままだとママに甘えるダメな子になっちゃう。ママがちゃんと育ててくれたから、自立したいと思ったんだよ。」
母娘というよりは、互いに道に迷ったときふと背中を押してくれるような存在。
この「大豆田とわ子と3人の元夫」の魅力は、それぞれのキャラクターが皆、自分一人の足で立って生きていけるけど、それでもあなたを愛したい、というところにある気がします。
登場人物も、インテリアも、ファッションも、料理も、画面に映る全てに引き込まれる、そんな作品です。