復活のルルーシュを観た - 3.31.2019
最近になって劇場3部作がアマプラで配信されていて、「復活〜」もすぐ配信されそうだし観に行かなくていいかなと思っていたけど、家入レオのシングルのジャケのC.C.のフィギュアが出るとなって、「欲しいけど、映画観てないしな...よし観てから判断しよう」という遠回りな動機で、ようやく滑り込み鑑賞。
良かった。
意外に良かった。
まず、思った以上に動くのにくらった。
TVシリーズに慣れていたし、なによりストーリーがどうなんだ、というところに意識が向いていたので、劇場版クオリティの作画のことを念頭に置いていなかった。
で、内容はというと...
怒涛、といった感じの幕開けから、C.C.とルルーシュ(以下ルル)の旅路を描くオープニングへ。
早速出てきたルルにテンパるも、ここのじっくりとした描写で作品に引きこまれた。
カメラが人物から離れてる場面で、顔をのっぺらぼうにするほどでもなく、パーツを簡略化して描けるくらいの距離の時、その表情が儚く見えていいんだよなぁ...力なくしゃがみ込むルルとか、列車(?)で転倒しちゃうC.C.とかが、アクション込みで特に印象的。
ここで家入レオの曲が使われていたけど、耳馴染みが良かった。あまり印象に残らなかったけど、それは上述の通り、ルルの登場にテンパっていたせいもあるかと......。
全体的には、随所でシリーズのキャラが惜しみなく出てくるので、あまりダレずにテンションを維持できた。狂言回し(?)の役割を担っているのがロイド一行というのも、無理がなくて安心感あったなー。
ルルのアンニュイな表情を見て、居たたまれなくなるカレン~それを心配して(?)頭を撫でるルル~カレンの感情爆発号泣のところはジーンときた。ちゃんとその後カレンの目が腫れているのも素晴らしい。感動からの感心。
ラストのC.C.のシーンには、特にグッとキた。
ルルのL.L.というアイデアには「フフッ」ってなったけど、それを聞いたC.C.の思いがけないリアクションと、またそこの尺がある分、C.C.の感動をじっくりと理解できて胸に迫るものがあった。
ここ、力入れてるな~と思いつつも、「ここで感動させよう」とか「ここで泣いてください」みたいな制作者の意図を邪推することなく、ストレートに感動することができたのは、一人去ろうとするC.C.を描写する「間」や、ルルの言葉を聞いたC.C.の表情、そして声の演技と、色々な要素があったからこそかな、と思う。
とまぁ、観終えた感想は「良かった」で簡単にまとめられるんだけど...
「オリジナル」と呼びたいTV版(反逆~R2)から、沼に片足突っ込んだ身としては、モヤる気持ちもあった。
「復活~」に繋がる、というか今作に向けて作られた劇場版3部作以降は「リメイク」と捉えていて、コードギアスの正史(TV版)のパラレルワールドと理解しているし、もうそれは揺るぎない事実だという気持ち。シャーリー生存してるしね。
それでも、いざ「復活~」を観はじめると、これが中々どうして、意外とうまく気持ちを切り替えられなかったりして。分かってはいても、ふいにTV版のことが頭をよぎってしまうというか、どこか心ここにあらずな自分がいた。
ただ、「復活~」はその気持ちの切り替えを助けてくれるような仕上がりだった。このパラレルワールドは、リメイクのこれからは、安心して楽しんでいいんだと、100%ではないにしろ思わせてくれる力があったなと。
*以下諸々自分用不明点メモ
・Cの世界の概念が不明瞭...なのはこちら側で復習する必要があるな。
・ギアスって使用者が死んだら解除されるのでは?ルルーシュは死に、その遺体にC.C.がなんらかの方法で、わずかな意識を戻したものかと思っていたけど...シュナイゼルにもスザクにも効いたままだし。例えば、幻覚(個体認識云々)を見せる敵のギアス使いも、死んだときには咲世子さんにかかっていたのが解けていたはず......。ってことで、ギアスの効果が続く条件をまた確認しよう。
・ルルーシュが不死になった原因があっさり(?)と、C.C.の言葉で説明されていた(?)ので、予習必須だった。IIIは劇場で観たけど...IとIIは、アマプラでもまだ観ていなかったので。
ただ、そもそもC.Cにとっても、そのルルーシュの不死性に関する考えは不確実で、復活も賭けという印象だったので、もう実際にルルーシュが復活してからは勢いで持ってかれた感。
肉体と精神、ギアス、Cの世界のそれぞれの繋がりというか、関係性がハッキリと把握できないんだよな~。
とりあえずキーワードの一つは「心残り」だな、と。そのキーワードと、この「復活のルルーシュ」を踏まえて劇場版3部作を観たら、ちょっとは理解が進むかもなぁ。
他にも色々細かく感想書きたいけど、また追記するか、別に書くとしようかな。とにかく…
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