第一子の妊娠が分かった日のこと
2021年11月30日、第一子となる娘が誕生しました。
妻の妊娠期間や、出産時のこと、出産後の子育ての記録を残したいと思い、この記事を書いています。
まずは、妊娠が分かってから出産前までの話です。
2020年後半頃から妊活はしていたものの、妻の「今月も生理が来ちゃった」のため息を聞く月がしばらく続きました。
結婚以来、子どもが欲しいと強く思っていたこともあり、妻は「不妊治療に行こうか」などとも言い始めていましたが、僕は「もう少し頑張ってみよう」と言いながら過ごしていました。
そして2021年3月、妻の生理がなかなか来ない月がやってきました。
大体毎月20日前後に生理が来ていたのですが、この月は月末になってもその気配がなかったのです。
ただ、2月は28日しかないということもあり、もしかしたら遅れているのかも、とも思いながら過ごし、4月に入っても全く兆候がなかったので、妊娠検査キットを購入し、調べてみたところ陽性との結果でした。
もちろん嬉しかったのですが、それまでの1~2週間、少しずつ心の準備もできていたので、「やはり」という思いが強かったです。
その日に産婦人科へ行きたいところだったのですが、4月上旬の週末ということもあり、もともとは故郷の三田市に花見に行く予定でした。
その日は土曜日で、次の日曜日は雨予報。
桜は満開を過ぎていて、見に行くならその日しかない、という日。
産婦人科は日曜日は開いていないので、翌日に行くわけにもいきません。
妻は「産婦人科へは私一人でも行けるし、子どもが生まれたら来年は三田に花見には行けないかもしれないから、貴重な機会だし行っておいで」と言ってくれました。
お言葉に甘えて花見に行かせてもらうことにし、産婦人科での検査結果はLINEでの連絡を待つことにしました。
三田へ電車で向かう道中、連絡は来ました。
妻のお腹に新しい命が宿っているのが確認できたとのことでした。
予定日が11月26日ということで、「え!?そんなに早いの!?」と思ってしまいました。
学校の授業で妊娠期間は10か月と習った記憶があったので、生まれるのは来年だろうと思っていたのです。
後で少し調べて、10か月の起点になる日の決め方とかをようやく知って、だから予定日が11月末なんだということを理解しました。
連絡を受けた瞬間は、まだあまり実感はなかったのですが、電車を降りると、ジーンとこみ上げてくるものがありました。
電車を降りたのは、JR三田駅。
改札を出ると、「ペデストリアンデッキ」につながっていきます。
僕は幼少期にこの三田駅の近くのマンションに住んでいました。
当時はペデストリアンデッキはなかったですが、ペデストリアンデッキから見下ろす神戸電鉄のそばのバス停のある歩道は小さい頃に親と一緒によく散歩したのを覚えています。
そんな景色が目に入った瞬間、自分も親になるんだと感慨深い気持ちになりました。
この日は武庫川の桜並木など、三田の桜スポットを回って、大阪の自宅に帰りました。
この日の夜から、前日までは何ともなかった妻の体調に変化が出てきました。
吐き気が出てきて、入浴後が特にしんどそうな感じでした。
今までとは全く違う生活が始まることを実感した日でした。
続きを書きました。