見出し画像

【音楽雑記#17】新宿ゲバルト

前にやっていた住宅購入の現場も、転職も、人生にそう何度もある機会ではないため相談者はありとあらゆる情報収集に徹した上で、相談しに来る場合が多い。(もちろん、その前段階でお会いすることも非常に多い。)

そのスタンスは千差万別で一度きりの人生に賭ける思いというのは、個々人でこんなにも違うのか(!)と、とてもびっくりする。それは、簡単に世代で括れるものでもなく、パートナーシップの築き方や家族関係の考え方に依拠する場合も多い。バイアスなく、その方が何を考えているか丁寧に聞いて把握できるよう努めているが、人間の考え方の多様さに日々驚き、よくこれで社会が回っているな・・・と時々感慨深くなる。

30歳を越え、同級生や後輩から「家買います!」「転職したいです!」と声を掛けられることも多くなってきた。と思えば、人生一回り、二回り以上経験している方からも多く相談を受ける。医者の不養生とはよく聞く言葉だが、自分自身はどうなんだろう。考えを固めて、その通りに生きていくのも立派な人生なんだが、どうもそういうのも性に合わない。まだまだ、青臭く、夢を追って、夢がないなら夢を描いて、突っ走っていきたいものだ。

▼好きになったキッカケ

メトロノームが活動休止となっていたため、他の白塗りバンドとソロ活動的なのが多くなり、その流れで出会った新宿ゲバルト。新宿は祖父母宅があり、幼少期から馴染みが深かったことから、バンド名だけで好きになった。単純なものである。新宿という街は東京の中でもとびきり奥が深く(と、勝手に思っている)多様性の固まりで、どんな人でも受け入れ、そして生かしてくれる。決して治安が良かったり、おしゃれなスポットが多いわけではないけど、肩肘張らず歩ける街が好きだった。そんな街歩きを彩ってくれたバンドの一つだった。

▼思い出

大学1年生、最初の冬休み。メトロノームと色んな白塗りバンドが出るイベントが渋谷であった。ちょっとアングラ感のあるイベント、背伸びして参加している雰囲気、好きなバンドを好きな人と、好きな皆と共有できている幸せな感覚、何もかもが新鮮で、ライブハウスという空間がどこよりも好きになった瞬間だったように思う。

▼今、1番好きな曲

戸川純のカバーであるが、本人たちの持ち歌なのか?というくらい雰囲気が合っている。歌謡曲や昔の曲が好きになったキッカケの一曲でもある。(当然、下地はあったのだろうが・・・。)

どうやらSNSやWebを見ると、コロナの中で活動はほとんどしていないようだ。本格稼働したら、一度見に行こう。毎日、好きだったバンドに向き合っていると、好きなコンテンツが多い人生で良かったな、と強く思うのであった。生きよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?