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【音楽雑記#3】DIR EN GREY

3日坊主にならず続いている雑記。

1日のスタートに「楽しかった思い出に触れる」効用を体感する日々ですが、一方で思い出は日々作らないと、未来を生きていく資産が増えません。「今が楽しければそれでいい」刹那的な生き方に興味を持ったこともありましたが、それを続けていった先に未来がないのも、理解出来る年齢になりました。

そんな考え方の変遷を最も長く共にし、関西に興味を持つきっかけにもなったバンド。数えただけでも40回以上ライブにも行き、長くファンクラブにも入っていたDIR EN GREYは、間違いなく自分の生き方にポジティブな影響を与えてくれています。

▼出会いのキッカケ

Jannne Da Arcやthe GazettEを通じて「ヴィジュアル系」に興味を持ちつつあった自分ですが、Janne Da Arcはガッツリ活動してくれそうにない、the GazettEはどうもファンの熱量についていけない・・・そんな中で出会ったのがDIR EN GREYでした。Janne Da Arcとほぼ同期、出身も関西、ただ楽曲や世界観が全く違うものでした。掘っていくと、初期の頃は流行りに乗っかった感じだったが、現在は全然違う・・・?そんな活動10年を経た「変化量の多さ」とジャンルレスな音楽性、MVの創造性、タイアップや世間体を無視したスタンス、パフォーマンスなど、当時は斬新で海外公演も成功させていて、どんどん興味を持っていきました。

▼思い出

ファンとの交流が思い出とセットですが、DIRのファンは「虜」と呼ばれるコアなファンから、初期のヴィジュアル系の頃のDIRが好きなファン、その頃には興味がなく、メタルよりになってから好きになったファンなど様々でした。

「今更、なんでDIRなん??」っていう、初期の頃のDIRファンに今のDIRの魅力を力説するのも楽しかったですし、全く過去を知らない今のDIRファンとライブで大騒ぎするのも楽しかったですし、虜との絡みは関西に行った後も続き、そこから派生して多くのバンドのライブもご一緒させていただきました。

時が流れ、いつしかそんな交流も少なくなり、ヴィジュアル系からも遠ざかっていましたが、なんとなくDIR EN GREYとの関係が続きます。そのキッカケの一つが「mode of ○○」と題し、過去のアルバムの曲を今のDIR EN GREYが表現するというシリーズツアーでした。記念すべき「mode of GAUZE(DIR EN GREYのメジャー1作目のアルバム)」のインタビューで京が「全くmode of GAUZEじゃなかった」と話しているのを見て、このバンドの凄さを垣間見た気がしました。

世間に迎合していない感じを表現で出しつつも、古いファンとの関係性も大事にしながら、ファン層を広げていく・・・自分たちがやりたいことと、世間から求められること(やりたくなくても、やる)、折り合いをつけながらも圧倒的に変化していく姿には大きく影響を受けています。

▼今、1番好きな1曲

過去とは決別し、不可逆的なスタンスで突き進むのかと思いきや、最近のDIR EN GREYは普通にエンタメとして超面白いです。昔の曲のリテイクや、アレンジを挟みつつ、精力的に活動中。

コロナでライブが何度も延期になり、直近は喉の不安もありましたが、無事ツアーは継続中。ライブに行く頻度は減ってしまったけど、ずっと大切にしていきたいバンドの一つです。また、虜たちとカラオケ行って、夜な夜な今のDIR EN GREYについて、語り合いたいものです。

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