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【音楽雑記#46】PassCode
「箱」を用意するというのは、モチベーションを上げるのに自分にとっては重要なようで、昨日、バンドのサイトを作ったら「あれもしたい、これもしたい」という能動的なアクション案が出てくるようになった。メンバーからのレスも有り難い。自分は、いわゆる「手触り感」を日常に欲しているのか、自分の仕事の進め方ひとつ取っても、社内で誰もやっていなかったことを創意工夫しながら自分で推進していくことのほうが、モチベーションが上がる。
好きなバンドや音楽を振り返ってみても、歴史の厚みがあるアーティストよりは、駆け出しの新しいアーティストに惹かれやすい。そこまで売れていない、けど、もう少し、みたいなバンドを自分のネットワークで収集して、一番伸び盛りの面白いタイミングを味わう。そんな青春だった。
経済関連でも、最近おもしろいなと思うのは「東芝」の解体案だ。東芝を3つに解体する。3つ箱を用意する。それぞれの会社を上場させるように頑張る。それ以上、何も言っていないようだが、この案で、どうやって周りを説得し、成長ストーリーを描き、やり切るか。大企業だろうが、ベンチャーだろうが、やることって同じ人間だし、そんなに変わらないのだろう(そして、中で任せられる人材が不足しているのだろうな、、、)と、勝手ながら思っていった。
▼好きになったキッカケ
PassCodeは大阪で働いているときに出会った粋な先輩から教えてもらったアイドルバンドだ。当時、仕事も余裕が出てきて新たな趣味を探していた矢先、たまたまその先輩とライブハウスで出会い意気投合し、事あるごとにライブに誘ってもらっていた。
ライブハウスの楽しみ方、新たなコミュニティの築き方、アイドルの推し方など、いろはを教わった自分は大阪のカルチャー界隈にも勝手に詳しくなっていったが、その流れで出会ったのがPassCodeだった。「加藤はパスコ聞くといいよ」という、謎マッチングは、高校生の時に「たくはジャンヌハマルと思うよ」という声かけを彷彿とさせ、聞く前からワクワクしていたのを思い出す。自分のことは他人のほうがよく分かっている、というのはよく聞く話で、PassCodeとの出会いも、そんな感じで始まった。
▼思い出
ちょうど、PassCodeに一番ハマっていた期間は、公私ともにゴタゴタしていた期間と重なり、かなりのフラストレーションが貯まっていたが、ライブと酒でその気持ちを発散することが出来ていた。今考えると、とても健康的で褒められた状態ではないが、当時の自分では、それが精一杯のライフハックだったのだろう。PassCodeのライブも、当時は決して健康的な雰囲気ではなく、なんなら、わりと治安が悪い感じだったのも、自分にとっては居心地の良い空間だった。
ふと、当時の状態を振り返ると自分は完全に「逃避型」で対処してしまっており、事態は改善されることはなかったが、そんな逃避している自分に寄り添ってくれるパスコは思い出の一つだ。
▼今、1番ライブで聞きたい曲
最近出たばかりの新曲もかっこいい。どんどん次の世界を見せてくれる。あまりライブに足を運ぶことはなくなってしまったが、今日は月曜日。今週を乗り切るために、この曲から始めよう。