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【音楽雑記#1】Janne Da Arc
ついに今年も後3ヶ月。近年、ニューノーマルを社会は迫られ、首相も交代が決まり、新たなスタート感がありますが、自分の大好きな「音楽」を取り巻く環境もこの数年で大きく変わってしまいました。
まだ、しばらくはマスクをつけた日常が続くでしょうし、この環境すらも楽しむしか道はなく、ちょうど「良い習慣とは」ということに向き合っていたことで思い立ち、いつかやってみたかった「好きなバンドについての雑記」をスタートしようと思います。
何かルールや目的を定めたほうが長続きするかな、と思い、下記を自分に課してみることにしました。
①「読みたいことを、書けばいい。」原則に則る
以前、話題になっていた田中泰延さんの書籍で「文章を書く」という行為について、肩の力が抜けるのでオススメです。
②未来の自分に今の気持ちを残しておきたい
高校生や大学生の時はSNSで日記を投稿しみんなとコミュニケーションをとる、というのをよくやっていましたが、あれを読むと当時の自分の気持が手にとるようにわかり「そんなことも考えていたな」と、自己理解が深まるケースがよくありました。また、コメントやそれを読んでくれた友人とのやり取りから学ばせてもらうケースも多く、折角ならnoteで取り組んでみようと思いました。
③ライブに行けない「今」を楽しみたい
①、②と書いておいてなんですが、③が1番大きな理由です。多いときで週2回はライブハウスに足を運んでいた身からすると、今の状況は辛く、アーティストはもっとしんどい想いをしていると思います。ただ、この状況もうまく乗り越えたら、また楽しいライブ体験があると思うので、各アーティストごとの思い出に触れながら、いつかまた存分にライブハウスに足を運べる日に想いを馳せたいと思います。
文章の構成も決めてしまったほうが、アウトプットもしやすいと思ったので、書くルールも一旦決めました。
①ライブを実際に見たことがあるバンド/アーティストに限定
└好きな音楽が多すぎるので、年内はライブを見たことがあるバンド/アーティストに限定し書き連ねてみる
②出会いのキッカケ⇒思い出⇒今、1番好きな曲の順に記載
└最近好きになった場合と、昔から好きな場合で、変化も多いため、その仮定を思い出せる範囲で記載し、かつ「今」の気持ちを残すために「今」好きな曲を残す
と、ここまで決めたやるだけです。
それでは、最初のアーティストについて書いてみたいと思います。
▼出会いのキッカケ
元々、名前だけ知っていて、深く知る機会もなかったJanne Da Arc。キッカケは、高校に入り、近くの席に座っていたK氏からの「多分、好きになると思うよ」という一言だった。K氏も音楽に詳しく、ピアノも自分より上手で、好みのアーティストも似ていたので、彼が言うなら間違いないだろうということで聞き始めたのがキッカケだ。案の定、ハマりいつの間にか、K氏よりもJanne Da Arcについて詳しくなっていた。
自分は「ハマったものに関しては、誰よりも詳しくなろうとし、それを広めようとする習性がある」そんな事に気づいたのもこの頃だった。
▼思い出
どんどん好きになっていき「ライブに行ってみたい!」と強く思ったのは、Janne Da Arcが初めてだった。それまで「音楽」とは「自分に向き合うもの」で、「ひたすら内向的に楽しむもの」だったはずなのに、このバンドに関しては、なぜかリアルに見たくなったのを覚えている。
ただ当時は人気絶頂。ネットでチケットを買う環境も整備されておらず「電話予約」が主な手段だった。行きたいライブのチケット発売日は、大事な部活の大会の日と被っており、泣く泣く諦めようとしていた矢先、、、隣に座っていたS氏が「俺も行きたい」と言ってくれたのだ。
S氏は圧倒的に良いやつで、敵を作らない、自分みたいなオタクにも優しくしてくれるクラスの中心的な存在の1人だった。腹の中が読めない人だなーとは思っていたものの、その提案は純粋に嬉しかった。好きなものを身近で共有できたのも嬉しかったし、そこまで仲が良いと思っていなかったのに、気軽に誘ってもらえたのも有り難かった。ただ、チケットは激戦。正直、期待せずチケットの購入方法だけ伝えて「取れたらラッキーだね」くらいに話していたと思う。
迎えた大会当日。実は、チケット購入のことなんて忘れて試合に集中していたが、待ち時間にS氏から電話が来た。「チケット取れた!!!」こうして、人生初のライブ参戦が決まった。
S氏は、当時から、そんな気立ての良い結果を出せる素晴らしい方だったので、今も多方面で大活躍中の噂を聞く。いつか、再会出来たらお礼をいいたい。
▼今、1番好きな曲
そんなキッカケで好きになり、思い出深いライブ初参加を経て(このライブは一生忘れられない。。。)、これからも、沢山の思い出をこのバンドと共に・・・と考えていたのに、このライブが最初で最後になった。紆余曲折を経て、令和になる前に解散し、あっけなく、自分とバンドの関係性は始まる前に終わってしまった。
大学で初めて出来た彼女も、Janneがキッカケで仲良くなった友人の紹介だった。自分の人生の多感な時期を彩り、華を添え、色々なことに気付かせてくれたバンドは、もう存在していない。
よく、バンドが最後にだすシングルは、その時にバンドの進展が決まっていなかったとしても「意味深」なものになる、とはよく言ったものだが、当時この楽曲が出たときも「本当にJanne Da Arcが歌いたい内容なのか?聞かせたい楽曲なのか?」なんて、偉そうに考えていた記憶がある。そのくらい当時は刺さらなかった。
ただ数年前から、ようやく受け止められるようになってきた。前向きな気持でこの楽曲を聞けるようになってきた。なんとなく、この楽曲が出た時にバンドの進展は決まっていたのだろう。「終わりがなんとなくわかる」というのは、当時、高校生の自分には理解できなかったけど、今なら理解できる。
初回から感傷的な内容になってしまったが、楽しみながら年末まで続けていこうと思います!