【音楽雑記#90】THEラブ人間
年末年始は諸事情もあり、今年も自宅でゆっくり映画でも見まくって過ごそう・・・と思っていたのに、なぜか今、スタバでラテを飲みながらこれを書いている。1年半リモートワークで働かせまくったルーターが動かなくなり、ネット必須の年末年始にネットが使えなくなってしまった。ちゃんとネット使えるようにならないと、年始から仕事にも支障が・・・と、ルーター購入ついでに大量のお使いも頼まれ、カフェで休憩という一幕である。なかなか休ませてもらえない。インターネットに振り回されていて辛い。
とはいえ、2020年に生活様式が変わり、こんな機会にしか日常生活を見直すこともなさそうだと思い立ち、振り返りと生活習慣の見直し(立て直し?)を行った2021年。昨年末とはまた違った心境で年末を迎えることが出来ているのが、なかなか面白い。友人とも気軽に会えなくなり、そもそも結婚を機にライフスタイルも変わり、ワーキングスタイルも完全に変わり、ライブハウスに頻繁に足を運ぶような週末も過ごせなくなったが、なんとか新しい楽しみを見つけて適応できた1年だったと思う。書き出してみると、がらっと今までの生活と変わっていて、びっくりだ。多分、色々ストレスも知らないうちにかかっていたのだろうな・・・
これだけ変化が多いと知らないことにチャレンジしなくてはいけないことも多く、その結果なのか、学習意欲の高まりは継続しており、ちょうど社会人生活も10年の節目を終え、11年目にはいるので、自分の10年間を振り返りつつ、ちゃんと出来ること・出来ないこと・やりたいこと・やらないことを整理し、伸ばせるところをちゃんと伸ばす1年にしたいなと素直に思えている。
今年3月から主に仕事関係の試行錯誤のノートがちょうど最終営業日に最終ページまで利用が終わった。見返してみると、なんとなく成長している感じもあるし、変えることが出来なかったことの記録も多い。
来年は、仕事用のプライベート用1冊用意して、節目ごとに振り返りを行い、完成を目指してみよう。どんな1年が待っているだろうか。1年後、どんな景色が見れるだろうか。
そういえば、転職を機に始めたほぼ日5年手帳も、ついに1冊目が来年で終わる。購入した時、5年後どうなっているか?想像もつかなかったが、自分しか見ない手帳。5年間の集大成ということで、例年通りだけど、良い1年が過ごせるといいな。大殺界最後の1年だけど。
▼思い出
THEラブ人間を知ったのは何がキッカケだったんだろうか。下北沢が好きな街、というのもあったし、メジャーデビューして売れ線になって、というバンド活動ではなく、クラウドファンディングのような新しい仕組みを使った活動にチャレンジしてみたり、数々のメンバーチェンジを経ても変わらず、ブレずに恋愛を歌い続けている強さみたいなところに徐々に惹かれていったのだと思う。
「恋に似ている」という1stアルバムがあり、事ある毎に、よく聞いていた。アルバムのどの歌を聞いていても平和な気持ちになり、懐かしい気持ちになり、多分「恋に似ている気持ち」を思い出させてくれるのだが、あんまり恋をしない自分だと思っていたが、近しい感情はしょっちゅう抱いていたんだろうな。恋をしていない時も、このアルバムを聞くと、そんな淡い気持ちを思い出させてくれるのだ。
そんな折、2018年3月16日、「恋に似ている」の再現LIVEが大阪で開催されることになった。自分の仕事も、その立場も、元カノも、築いてきた人間関係も、なんとなく嫌じゃないし、自分なりに頑張ってきたけど行き詰まりを感じ、ときめきを欲していた春。
色々、もう一度だけ、大切なことを思い出して、最初からやり直してみたい。そんな気持ちが湧いてきていた頃だった。ライブに行ったら、もちろん「もう一度、一緒に迷子になりましょう!」なんてメッセージと共に、彼らは最高のライブを届けてくれた。背中を押されに行っていたのだろう。直感的に。
終演後、めちゃくちゃお礼を伝えた。自分も、もっと、ちゃんと人生に向き合って迷わなくちゃ、と背中を押してくれたライブだった。もっと迷った先で、自分の仕事や生活をもっと好きになって、恋に似た何かを探しに行かなくちゃ、と。
あれから、3年が過ぎた春、結婚して、大切にしたいと思える生活が出来て、恋に似ている3年を過ごせたんじゃないかな。
とても良いインタビューだったので記念に掲載。
すっかりおとなになってしまったし、こんな生活はしたことないけれど、なんとなく自分を重ねてしまう良い楽曲。
ついつい年末は感傷に浸りやすい季節だ。今年も残すところあと僅か!良いお年を。