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東西怪獣祭りの夜勤明け

 モノカキ業よりも介護福祉業務のほうが多くなってきたけど、それはまあそれで仕方ないね、と思うここ数年。その日の朝は久しぶりに床を拭かなくて済んだ、認知症の利用者さんとも(まあまあではあるけど)何とか暴走を抑えることができた。じゃあ、今日はいい日にしないと。楽しみを待ってるのではない、こちらから行くのだ、楽しみを作るのだと夜勤明けに梅田へ。今日一日好きなものばかりで埋めてしまおう。まずは梅田ロフトの『ULTRA HEROES COLLECTION IN ロフト』へ。

梅田ロフト

 いわゆる円谷プロの出張ショップなのですが、ここで開催されるのは6年ぶりか。入り口ではカネゴンがお出迎え。

 中に入るとシン・ウルトラマンをはじめとするウルトラシリーズのソフビ、ガレキの展示に数々のグッズが売られておりました。ほしいものがいっぱいあると感覚がマヒしてしまいます。このまましばらく怪獣とウルトラに囲まれたいと思いましたが、次の時間があるので、茶屋町から梅田北のスカイビルへ。徒歩だとちょっとした散歩です。目印になる大阪駅前のヨドバシカメラからさらに歩きます。

 

 次はシネリーブル梅田で上映中の『クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち』を。タイトル通り、ハリウッドの特殊効果マンやそれに携わる監督たちの証言をまとめたドキュメンタリーで、80年代以降のハリウッド特撮史、というか怪物演出のお勉強にもなる作品。コマ撮りから着ぐるみ、特殊メイク、ラージスケールモデル、そしてCGへと、ハリウッド怪物怪獣演出の流れがレジェンドたちによって語られていきます。テンション高いジョンランディスと静かにたたずむジョーダンテの狼男映画監督コンビ、仙人のようなフィルてぃぺっと、リックベイカーに怪物大好きギレルモ・デル・トロ……様々なスタッフの証言はどれも面白く、それぞれの怪物感がよくわかります。インタビューだけではなく、合間には本物のプロップや映像で怪物たちの姿が拝めるお得な内容。日本代表はもちろんゴジラで、1954年の映像が使われていました。これから特撮を志す人、怪物好きな人は必見な一本。そしてその日初めてシネリーブルの4階に上がったような気がします。

 



 リーブルからバイク置き場に戻る途中、地下にあるウルトラマンショップへ。ウルトラマンAがうつむきがちに立っておりました。

 そこでシン・ウルトラマンの指人形、そしてディスクユニオンでバーバレラのサントラを、帰りにローソンのホルモン鍋を買って、この幸せで怪獣な一日を〆ました。いいこと、好きなことはやれるときにやっておいたほうがいいのです、多幸感が増します。財布の中身は減りますが。

 


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