第4章 ブサイクはイケメンの真似をしていいのか?~キスマイBUSAIKU!?ランキング全データから見るブサイクの振る舞い方〜
アイドルグループKis-My-Ft2のメンバーが演じるカッコイイ男を一般女性100名が評価する「キスマイBUSAIKU!?ランキング」というTV番組の企画。その2019年5月までの全放送回分のデータからカッコイイ男を目指すシリーズです。
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ブサイクはカッコイイ男になれないのか?
ネットでよく見るこういう画像がある。
「女性がイケメンから言われたい言葉をブサイクが言うとギャグになってしまう」という事をめちゃくちゃ分かりやすく表現している画像だと思う。
この画像を見るとつい普通に笑ってしまうが、平均以下の見た目をしている僕としては悔しいところでもある。
ブサイクだってカッコよくなりたいのだ!いや、むしろブサイクだからこそカッコよくなりたいのだ!
舞祭組はカッコイイ男になれないのか?
さっきの画像のような現象は実はキスマイBUSAIKU!?でも起こっている可能性がある。
というのも、キスマイはコンサート等での立ち位置が前列の藤ヶ谷くん・北山くん・玉森くんの3人と後列の千賀くん・横尾くん・宮田くん・二階堂くんの4人の間で格差があるとされている。
後ろの4人は「舞祭組(ブサイク)」と呼ばれていて、イケてない扱いを受けることが多い。
(もちろん、あくまでも番組内の扱いがそうなってるだけであって、実際は舞祭組の4人もめちゃくちゃイケメンだけど。)
つまり、舞祭組の4人のデータのみに絞って分析を行えば、世の中のブサイク達がどう女性にアピールすべきか、ということもわかるのではないだろうか。
舞祭組のみのデータで分析を行った結果、、
という訳で、今回はデータ自体を舞祭組のデータのみに絞って、これまでと同じように「何をしたか」と「どう感じたか」の分析を行った。
これで世の中一般のブサイクがどのようにアクションを取るべきかがわかるはずだ!
まず「何をしたか」について。
(データの詳細については付録を参照)
ブサイクの場合は、特技が最も好感度が高い結果になった。
また、全体のデータと比較してみると、表情や動きの好感度が大きく上がっている。
逆に、全体の時に一番好感度が高かった言葉については一気に好感度が下がってしまっている。
つまり、ブサイクは言葉でカッコよくなろうするよりも、特技・表情・動きといった非言語の振る舞いを使った方が好感度が高まりやすいと考えられる。
次に「どう感じたか」を見てみる。
ブサイクの場合は、日常的な安心が最も好感度が高いという結果だった。
全体と比較してみると、計画性についても大きく好感度を上げている。
逆に、全体で最も好感度が高かった非日常的なドキドキは好感度を大きく下げている。
「どう感じたか」の面でも一般的な好感度とブサイクの場合の好感度は中身が違っているようだ。
まとめると、ブサイクの場合は非日常的なドキドキを提供するよりも日常的な安心感を与えることが好感度をあげる秘訣なのである。
ここで初めの画像に戻ってみると、、
このブサイク達は上辺だけの言葉で非日常的なドキドキを与えようとしてしまっているのだ!
つまりブサイクが取るべき戦法の真逆のやり方を実践してしまっている。
具体的にブサイクはどうしたらいいのか
さっきの結論の通り、ブサイクは特技・表情・動きのような非言語の振る舞いを使ったり、日常的な安心感を演出すればいい。
ちなみにキスマイBUSAIKU!?ランキングでこのポイントを最も稼いだのは、
2017年1月30日のテーマ「彼女が温泉にのぼせて帰ってきた時の対応」の時の横尾くんである。
シーンを順番に並べていくと下のような流れだ。
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温泉旅館の部屋で一人くつろいでいると、温泉からのぼせた彼女が帰ってくる。
まずは動きで好感度を稼いでいる。
「のぼせた時には常温よりも冷たい水の方がいい」ということを知っているという点では特技と言ってしまってもいいだろう。
次に先のことを考える計画的なところでしっかりと好感度を稼いでいる。
布団を敷くという動きを並行して行なっているところも素晴らしい。
中盤から後半は安心のオンパレード状態だ。
しかも、タオルを濡らしたり手を握ったりという動きを効果的に使っている所もさらに好感度を上げている、と考えられる。
このように、動きを使いながらとにかく安心感を与える振る舞いを繰り返すことが、ブサイクにとっては一番勝ちに繋がりやすい戦法なのだ。
ドキドキする言葉とは全く真逆のアプローチだということが横尾くんの例を見てもわかるだろう。
初めの画像をカッコよくするには
では最後に、これまで学んだことをもとに初めの画像の顔を変えずに、文字の部分だけ変えてブサイクなりのカッコよさを表現してみよう。
いや、うん、まあギリギリな感じはあるが、元よりはだいぶカッコイイに近いのではないだろうか。。。
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