医療従事者がコロナにかかって気づいたこと
ついに・・・自分もコロナに感染しました。
いつも自分は周囲に豪語していました。
絶対に感染せずにコロナの時代を乗り切る!!
その意気込みは叶わず、現在は感染隔離中です。
事の顛末から、感じたことを書いてゆきます。
1.感染は8月7日の駅伝の前日の宿泊で?
日本一過酷な駅伝と言われる「富士登山駅伝」というレースがあります。
御殿場~富士山頂~御殿場の間を、6人でタスキをつないで走る競技です。
コースも勿論ですが、参加者のレベルが神!要は過酷なんですね。
今の自分は走力が足りないので、体調を崩したランナーがいたら参加しようと(要は補欠ですね)、当日朝までメンバーとホテルに宿泊していました。そして当日朝、欠員が出ないことを確認して別れました。
大会翌日にメンバーの一人が体調不良となり、その後コロナが陽性と診断されました。そして自分もその3日後に高熱がでました。
分かりませんが、彼から感染したのかもしれません。
2.3回接種の自分の症状は・・・?
自分は医療従事者なので、ワクチンは3回目接種まではしていました。
2021年4月5月、2022年1月にファイザーワクチンです。
3回ワクチンをしている自分がどんな症状が出たのか、書いてゆきます。
2-1.発症直後に39.6℃
8月10日は、体調は問題ありませんでした。
翌11日朝、激しい頭痛で目が覚めました。
体が火照って朦朧とするので、体温を測定しようと辛うじてベッドサイドに手を伸ばし体温計で測定すると39.8℃!!思わず2度見!!
フラフラとベッドを抜け出し、何もためらわずにロキソニンを内服。
熱は楽になったものの38.5℃、でも頭痛や関節痛がひどい!!
2回目からは、たまたま家にあった「トラムセット配合錠」を服用。
鎮痛効果が強くて、これは凄くよかったです。
(残念ながら、通常コロナでは処方できません)
2-2.3日で解熱、4日で喉の痛みも消失。
翌12日からは喉の痛みがMAX!!
~ガラスを飲み込んだような~とはうまい事言ったなものだと感心しました。
唾液を飲むのが憂鬱になるほどです。
でもこれもトラムセットがよく効くんですね、おかげで問題なく食事も摂取できました。
結果13日までトラムセットのお世話になりました。
14日には喉の痛みも熱もなくなり、薬のお世話にはならなくなりました。
現在皮膚症状も、味覚嗅覚もないですし、髪の毛も大丈夫です(笑)
2-3.ワクチンをうってよかった?
こんなに辛い症状が出るならワクチンは無意味!?と思う方もいるかもしれません。
ですが、自分はそうは思いません。
高熱は強い免疫反応がおこっているサインでもあります。
ワクチンを打っていたから強い免疫応答が起きて、あっという間に治ったのだと思っています。
その副産物の熱も痛みも、薬で耐えられる程度でした。
結果重症化も後遺症もないのは、ワクチンのお陰とも思っています。
3.感じたこと
3-1.保健所からのMessengerは速いけど・・・
コロナの陽性の診断が出ると、直ちに病院から保健所に連絡、そいて保健所から個人の携帯番号にメッセージが来ます。
そのメッセージが、コロナの管理支援システム(MyHER-SYS)に誘導するようになっています。
そのメッセージが来るのが、病院で検査してから9時間後、病院で陽性の診断が出てから4時間後でした。
それは迅速でよいのですが、MyHER-SYSは登録後の症状を記載するので、例えば自分の最高体温は37.1℃となっています。
患者の管理にはよいのですが、疫学調査は難しいのではないかと思っています。
3-2.備えが甘かった
自分は常に1週間程度は過ごせる食料、飲み物(ビールも)を蓄えて生活をしていました。保存のきく食品では、たんぱく質と野菜が少なくなるので、プロテインと青汁パウダーも蓄えていました。
ですが・・・初日は頭痛と倦怠感が強くて水しか入らなかった・・・
定番ですが、スポーツドリンクやエナジーゼリーなども準備した方がよさそうですね。
唯一の反省です。
3-3.保険申請を忘れずに
本来新型コロナは2類相当で、原則入院の疾患です。
もちろん今は、希望者が年齢と併存疾患と運しだいで入院という疾患になってしまいました。
ですが「原則入院」ということで、入院に際して保険金がおりる保険に加入している場合、自宅療養でも保険がおりる可能性があります。
あまりにも件数が莫大で、除外となってしまった保険も多いと聞きます。またコロナが5類に運用変更されたら、おそらく保険適用はなくなります。
ですがまだ辛うじて給付対象とされている保険もありますので、入院保険に加入されてる方は、保険会社に確認してみてはいかがでしょうか。