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メディウムの種類と特徴いろいろ

こんにちは!
画家のTAKUYA YONEZAWAです

今回は、Twitterでメディウムについてのおおまかなまとめを作成したので、ご紹介した分だけでもリンクを貼ってご紹介いたします🎨

Twitterのリプをアドレスだらけにするのはスマートではないなと思ったので、限定的にnoteにてまとめてみました。(なので、いつ非公開になるかわかりませんのでご承知おきいただけたらと思います。)

どんなメディウムも、合う合わないは必ずあるので、もしご興味あれば、リンク先の公式サイトやクチコミなども参考にしてみてください!

盛り上げ&質感調整 系

盛り上げる系は、練りの硬さや乾いたときの質感に個性があります。自分はホルベインのモノを好んで使っていますが、リキテックスやゴールデンなどメーカーによって使用感が違うと思います。全てを試してみて、お気に入りを決めたいものですが、予算的にも難しいですよねぇ。潤沢な予算があればなぁ、と思いつつ、ついつい「いつもの」を選んでしまいます。

多分一度では「これだ!」というものは見つからないと思いますが、ぜひお気に入りを見つけ出してみてほしいです✨

ジェルメディウム

ジェルメディウムにはおおまかに
【練りの硬さ】
・ソフト
・ふつう
・ハード

【ツヤ感】
・グロス
・マット

がありメディウムのパッケージに特徴が書いてあります。
ソフトは柔らかく筆跡が残りにくい。ハードは筆跡がかなり残ります。
筆跡を残さず描きたかったらソフトタイプを、油絵のようにガシガシ描くのならハードタイプがいいと思います。

使い方はだいたい絵具とメディウムを1:1もしくは絵具多めくらいで混ぜて使用します。

ちょっとネガティブな話をすると絵具のかさは増えるのですが、当然ながら顔料の量が変わるわけではないので、どうしても薄く感じてしまいます。個人的には、メディウムは使わず、絵具をがっつり使って描いた方が、色も存在感も、描き味も好きです。お金もかかるんですけどね。。(これはメディウム全体的に言えることかなと思います)

クリアタルゲル

こちらは、一緒に混ぜた絵具が水飴っぽくなるメディウムです。とろーっとして、筆跡はほぼ消えます。絵の具を筆やナイフですくって、糸のように細く垂らしながら描くなど特殊な描き方もできる面白いメディウムです。

乾燥遅延系

乾燥遅延系は、グラデーションをキメめたいアクリルユーザーにとっての救世主とも言える存在です。

アクリル絵の具でグラデーションが難しい理由はすごく単純で、色を混ぜている間に絵具が乾くからです。

このメディウムたちは、アクリル絵具の乾燥時間を遅らせてくれるので、単純に混ぜ合わせる時間が長くなり、グラデーションがやりやすくなります。

ただ、前述した通り、絵の具はメディウムを混ぜるほど、薄く透明感が増してしまいますので、場合によっては何度もグラデーションを重ねる必要性が出てきます。
ここは注意です。

理想を言えば、あの油絵具のような顔料たっぷりの絵具で一発で決まるグラデーションなのですが、ぼくはまだアクリルでそれを実現できていません。

それでもこのメディウムたちを使うか使わないかでクオリティや、やり易さに差が出てきます。

遅延系メディウムには、糊材が入っていない透明なタイプと糊材が入っている乳白色のタイプがあります。ぼくは、糊材が入っていないタイプが好みです。

遅延系メディウム(糊材なし)

遅延系メディウム(糊材あり)


液体系メディウム

液体系のメディウムは、絵具の透明感が増して、筆運びをスムーズにしてくれます。こちらも、マットやグロスなど質感を調整できます。

ジェルメディウムと違い水の代わりの感覚で使用することができるので、薄塗りの作家さんにはこちらの方が合っていると思います。

ぼくは学生時代から、リキテックスのペインティングメディウムを愛用しています。

水のようにサラサラで、ツヤは適度にサテンくらい。どんな絵具にも使いやすくて、汎用性が高いのが特徴です。

学生時代は砂や岩絵具、水干絵具などいろんなモノを砕いては混ぜて、どんなマチエール(画肌)ができるんだろうとワクワクしながら実験したものです。

ただし、実験に失敗はつきもの。絵の具が剥離する可能性も多分にあるので、自己責任でやってみてください。


絵具用うすめ液

最後は絵の具用薄め液。これはちょっと特殊で、メディウムといっていいのかわからないのですが、すごく気に入っているのでご紹介します。

アクリル絵具用の薄め液です。正直、水でも代用は十分可能なのですが、この液体を使うととにかく絵具と絵具の混ざりがいいんです。プロ用の絵の具だと練りがハードなものも多くて、結構ブリブリしてたりするのですが、そんな絵具もこの液体をつけて筆で溶くと水よりも綺麗に、早く混ざり合ってくれます。

あと、ちょっと乾燥が遅くなって、絵具がもったりするので、絵具の伸びも良くなります。

「水でいいじゃん」と僕も思っていましたが、使ってみると思った以上に作業効率がアップして、アトリエには常時3本くらい用意して使うくらいのヘビーユーザーになりました 笑

人によってはそこまで、劇的な変化は実感できないと思いますが、痒い所に手が届く的なメディウムだと思います。

気になる方はリンクを覗いてみてください。

まだまだ、メディウムは本当にたくさんあって、自分が使っているものはほんの一部です。きっと皆さんの中にも「このメディウムいいよ!」というものがあるんじゃないかなぁと思っています。

いち画材好きとして、すごく興味があります
もしよかったらコメント欄で教えてください✨

今回は、絵具の優秀なサポーター「メディウム」についてご紹介しました。この記事がお読みいただいた皆様の知識となって、理想の表現に近づくきっかけになればとても嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!
一緒に制作を楽しんでいきましょう!

TAKUYA YONEZAWA

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