サッカーは夢や感動の場所
カンボジアの孤児院の子供達の中にはサッカー選手を目指す子供も少なくない。
カンボジアにも国内プロリーグが存在し、近年の東南アジアサッカーリーグの中で成長著しい。
しかしながら、子供達はそのプロリーグを生で観たことが無いという。
普段、孤児院に遊びに来てくれていたお兄さんがサッカー選手なんだということをしっかりと見せてあげたかった。いつも一緒に遊んでいる姿、そしてピッチ上で激しく戦う姿に感動を感じてもらいたかった。
そのため、孤児院の子供達をカンボジアのプロのサッカーの試合観戦に招待した。カンボジアリーグで活躍していた友人の柳舘知(やなぎだて かず)の試合だ。
彼は以前から様々な活動に力を貸してくれていて、カンボジア国内リーグでの知名度も高い。ディフェンダーとして体を張って戦う姿を見せてあげたかった。
試合会場までバスをチャーターし、子供達を連れて試合観戦に行った。チケットも全員分用意し、軽食も用意した。
初めてのスタジアム、子供達は大きな声で
「カズ!!カズ!!!」と声援を送った。僕ら選手も普段これほど大きな声で自分の名前を呼んで応援してもらう機会というのは多いわけでは無い。
その中で、選手にもプレーをする意義を感じて欲しかった。
子供達にも、そして選手にも感動が伝わったと思う。
この感動こそが、僕たちを突き動かすものの正体だと僕は思う。