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自故日記(23)

事故にあってからもうすぐ3ヶ月になります。

あれだけトレーニングをして、毎日のようにサッカーのことばかり考えていた僕が今は歩くことができません。

この現実を受け入れることはかなり難しい。
現在は骨の癒合を良くするようにバンコクへ移動して一人で滞在しています。

プロンポン駅から2徒歩分ほどのSAHA CLINIC PHYSIO

主に腓骨(脛の外側の細長い骨)の癒合を進めるように治療をしています。術後に撮ったレントゲンよりもズレが生じていてこれが問題になるのかなとも思っています。

調べると、腓骨はズレていても長さがあれば問題とならないことが多いと書いてあることもあるのですが元々の状態こそがベストなことは間違いないと思います。

37日間の入院の最中には大小合わせて3回の手術が行われ、手術をしたことがなかった僕にとっては恐怖であり、新鮮でした。

そんな過酷な時間を経て、いまようやくもう時期3ヶ月となる。

当初は3ヶ月で歩けるようになっていると言われていました。しかし、現在も歩けません。

両松葉杖を使ってゆっくり歩く程度です。

リハビリでバイクを漕いだりもしていましたがいまは荷重がかかるものに関してはほぼ止めています。

ベッドに座った状態でゴムチューブなどを用いたもの程度です。それは骨の癒合のことを考えていまはやるべきではないという新たな助言をいただいたからです。

電気による刺激を与えるような治療などを行います

現在は全身に電気を流したり、超音波で腓骨の部分の骨の癒合を促進したり、体の細胞の活性化を促すような施術を受けています。

正直、今の僕はメンタル的にかなりしんどい状態です。3ヶ月したら歩けるように…と思って耐えて来たものがもうじき3ヶ月となるところでさらに3ヶ月かかるかもしれない。

体に感じる違和感、筋肉の喪失…拘縮などなどいろんなことも起きています。

毎日走っていたやつが3ヶ月ほども歩かなくなればそれは当たり前でしょう。

でも、当たり前のことでも受け入れることはかなり難しいです。

気分を紛らわせるためにカフェに行ったりしてもなかなか気分を変えることも難しくなって来ました。

治るのかな…、歩けるのかな…。

サッカーできるのかな…なんて不安がぐるぐるぐるぐる頭の中を駆け巡っています。

治療をしている間だけは少し気持ちが楽になります。何かこの状況から脱出するためのアプローチをしていると感じるからです。

そして、大きな期待を持ってしまうのです。
でもそんなにすぐ大きな変化は現れるわけが無い。

しかも骨は見えない。
細胞なんかもそうだ。だから、なかなかに難しい。

そんな治療は定休日(水曜日)のために今日はお休みだ。

最近は食欲も落ちてしまい、いろんな物事への興味や関心も薄れて来てしまっているように感じる。

これこそさらに辛い。
一人でいる時間には悪い方向を一旦思い描いてしまうと途端にそのイメージは膨れ上がってくる。

最近は膝にも違和感を感じるようになっていて、膨らみがある。

長い時間だけが明確に目の前に広がってくる。

そして、それを裏付けるかのように体の違和感や、筋肉の衰えを感じている。

少し吐き出すのも大切だと思って書きました。

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