ジュニアサッカー選手のためのシューズの選び方
こんにちは、サッカー・フットサルトレーナーの梅田です。
サッカーをする時に必ず必要になるシューズ、
ジュニア年代は、足が大きくなるスピードもはやく、
また本人の経験も少なく、どのようなシューズを選ぶとよいのかわかりにくいと思います。
本日は、ジュニア年代のシューズ選びの際のポイントをまとめてみます。
1.大きすぎる靴履いていませんか?
まずシューズ選びで最も大事になってくるのはは、シューズのサイズです。
ジュニア年代のスパイクやトレシューを購入する時、
足が大きくなるからと大きすぎる靴を買っていませんか?
大きすぎる靴は、
プレー中、方向転換などで、
靴の中で足が動いてしまい、
それを抑制するために、
足の指や足の裏に余分な力みが出てしまいます。
また大きすぎる靴は、インステップキックで靴のつま先が
地面に引っかかってしまいます。
選手は無意識のうちにこの引っ掛かりをなくそうとするため
蹴り方の悪く癖がついてしまいます。
購入時につま先の先端に5mm程度の隙間が空くくらいの
サイズ感で購入するのが良いかと思います。
小学生年代は、1年間におおよそ1cm足が大きくなります。
半年の1度の買い替え、出費とはなりますが、
それくらいが怪我や悪い癖の予防となります。
2.靴を選ぶときのチェックポイント
シューズの大きさがわかったら次に細かい部分です。
以下の3つを気をつけてみてもらえるとよいかと思います。
①踵(かかと)のホールド間
踵を左右から押した時に、この部位は固くなっており、形が崩れないことが大事。
クシャッと潰れてしまってはいけません。
プレー中、踵がグラグラしてしまうと怪我のリスクが高まります。
②靴の曲がる場所
つま先と踵をもって靴を曲げてみてください。
曲がる場所は、前1/3うらいの部位です(赤矢印の部分)
靴の真ん中で曲がってしまってはいけませんので確認してみてください。
③つま先が少し反り上がっているもの
真横から足裏面を見た時に、つま先が少し反り上がって浮いているものが良いです。
スパイクのポイントが短くて浮いているだけではいけません。
反り上がって浮いていることがポイントです。
反り上がりがないと、走っている時につま先が地面で引っかかりやすくなります。
3.低学年の時期はこんな選び方にすべき
こちらは靴の履き方も関係して来る部分ですが、
まずサッカーをやるときは
「履いたら締める」「脱ぐ時緩める」
というのを小学生の低学年のころから癖づけるべきかと思っています。
理由は、ゆるいシューズでサッカーをすると
足がシューズの中で動き、全身の良い動きが獲得できないからです。
そういう意味では、靴紐を速く結べない間は
マジックテープのシューズが良いかと思います。
(同時に紐を結ぶ練習はしましょう(^^))
そしてスパイクの着用ですが、
これは早くて小学2年生くらいかなと思います。
これは足の骨の形の形成が6〜7歳までかかるので、
それ以前のスパイクは、
地面からの突き上げが強く
足の形の崩れに影響するのではないかと考えているためです。
4.サッカー以外の時に履く靴については
僕は普段自宅の中では裸足での生活を推奨しています。
足の裏の感覚が高まりやすいのと、指を使いやすくなるからです。
そのため、シューズについても、
サッカーをするとき、激しい運動をするときは、上記のような靴がおすすめですが、それ以外のちょっとした時に履く靴は、
素足感覚に近い靴の方が良いと思っています。
則ち、
・ゴツすぎない
・靴底が薄め
・踵がしっかりしていない
・足の指にゆとりがある
このような靴を履くことで、
裸足感覚に近い状態を維持するほうが、
足そのものの機能は高まっていくのではないかと思っています。
(しかし、激しい運動をするときはしっかりした靴を履きましょう!)
以上となります。いかがでしたでしょうか?
是非、今後のシューズ選びの参考にしてくださると嬉しく思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
面白い!良かった!と思いましたら、「スキ」や「フォロー」をしてくださると嬉しいです。