
薬局薬剤師の仕事内容!薬剤師の調剤って何してるの?
薬剤師TAKUYAです。
薬剤師って薬渡す人ですか?
医師の命令通りに薬を出してる人?
なんで渡すだけなのに時間かかるの?
薬剤師が実際のところ何をしているのか、なんで時間がかかるのかを紹介していきます。
患者さんに薬を渡すまでの工程は以下の通りです
処方箋入力→処方箋監査→調剤→調剤監査→服薬指導
一番時間がかかるのが調剤です。

調剤って一言で言われても何?って大半の人が思うと思います。
調剤は薬を患者さんに出すために必要な工程を行って患者さんに正確な数、量を準備します。
薬局薬剤師が行う調剤は様々なものがあります。
計数調剤、水剤調剤、散剤調剤、軟膏調剤などがあります。
一つずつ、説明していきます。
①計数調剤
計数調剤とは薬剤師が錠剤やカプセル、軟膏などの数を薬品棚から取ります。
ただ、薬品棚から取るだけ?って思った方いると思います。

でも薬には様々な薬があります。本当に幾千のものが、、、
薬局内にある薬だけでも数百、数千のものがあり、その中からその薬を見つけます。
数千の薬があるのにどこに何があるのかを把握していないといけないですからね

その数千の薬の中でも同じ成分、似た名前のものがあります。
加えて、その薬でも量が違かったり、作っているメーカーが異なったりします。
薬剤師でも間違いが合ったりするときがあります。
※複数人で確認を行うため間違いに気付けるよ
②水剤調剤
水剤とは患者様が錠剤をのめないような小児の方や高齢の方がよく処方されています。

シロップの処方で気を付けないといけないのは混ぜてはいけないものを混ぜないようにしたり、1回量がわかりやすいように整数かもしくは0.5のものになるようにしなくてはいけません。
量が違うものが処方されていないか体重や年齢、体表面積から計算して正しい量かどうかなどを確認します。
その計算は薬ごとに計算方法が異なるため毎回調べながら計算します。
瞬時に計算しておこないますがそれでも時間がかかってしまいます汗
③散剤調剤
散剤調剤も水剤と同様に小児や高齢の方に処方されます。

また混ぜてはいけないもの、患者様自身が調整できるように飲みようにします。
また、印字は患者さんにわかりやすいように印字しなくてはいけません
名前、薬品名、用法、日付
水剤と同様に体重や年齢、体表面積から計算して正しい量かどうかなどを確認します。
散剤の場合、分包機を使用します。
円盤型かVマス分包機を使用します。

Vマスの方が自分で均等にしないといけないので難しいです。うまくできるようになると円盤型より早くできるようになります。

➃軟膏調剤
軟膏調剤は軟膏やクリームを混合したり、ツボに詰める作業を行います。
2種類以上のものを混ぜる際は混ぜていいものかどうかを確認した後に混ぜます。
※めっちゃ混ぜちゃいけないものがあります。
また均等に混ぜないといけないのでマゼタロウって機会が無いとかなり大変です。

※軟膏板を使用するところ(最近はマゼタロウって機会が主流)

しかも使う道具は全部使うたびに消毒が必要。
調剤についてざっと書きました。
意外と行う工程が多くあります。
しかもミスが許されない上に正確に清潔に迅速に行わなければなりません。
まじで大変汗
少しでも薬剤師が行っている調剤について知っていただけたら嬉しいです。
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