あの「聴く読書」が進化しました
今回は聴く読書 Audible(オーディブル)のお話です。
Audible(オーディブル)はAmazonのオーディオブックのサービスです。
実際の本を、プロの方のナレーションで始めから終わりまで聴くことが出来ます。
オーディオブックに対してはこんなイメージを持っている方が多いと思います。
・紙の本や電子書籍と同じように、聴く本を買うものである
・毎月定額料金を払い、もらったポイントを本と交換するシステムもある
Audibleも2021年まではこんなイメージでした。
しかし、2022年1月27日から、Audibleは月額定額制の聴き放題サービスに進化しました。
料金は月額1,500円で、聞き放題対象は12万冊以上です。
(対象外の本は、今まで通り個別購入できます)。
同じAmazonの、Kindle Unlimitedに近いと思います。
私はAudibleを去年の12月に契約開始したのですが、近いうちに聞き放題になるとは知りませんでした。
当時は月に1枚もらえる「コイン」を使って月1冊、本と交換していました。スマホに1冊の本を入れて1ヶ月間何回も聴いていたのですが、聞き放題になってからはどんどん新しい本を聴くようにしています。
Audibleのメリットデメリットは以下のような感じです。
■メリット
スマホとイヤホンがあれば、空き時間にいつでも自動的に、本の内容が頭に入ってくる。
■デメリット
聴いているとき雑念が入った時などは何を言っているのか聴き逃す。
(AppleWatch などのデバイスがあれば巻き戻し等は簡単です)
文字のイメージがわかないと、単語の意味が分からないことがある。
文字のイメージがわかない、とはこんな感じです。
サンデル教授の「これからの「正義」の話をしよう」を聴いていて「テーゲンメーホー」という言葉が出てきたのですが、私はてっきりドイツ語の何かだと思ってしまいました。話題としては「カント」だったのでなんとなくカントの哲学を調べてみると、日本語で「定言命法」だったという落ちでした。
やはり文字、特に漢字は便利な表意文字だと思いました。
とはいえ、いつでも聴くことができるというメリットはすべてのデメリットを打ち消すと思っています。
さて、いくつか聴いた本から2つご紹介します。
経営戦略原論
筆者は実業界とアカデミック界の両方にいたことのある方です。それゆえ、経営学が示す各種フレームワークが、実際の経営者から見るといまいち理想論だったり絵空事に見えることを理解されており、これは経営学が厳密な社会科学を目指していることが原因、と語っています。
三体シリーズ
紙の本で買うと全巻(5冊)で一万円以上するので本当に1,500円で聴けていいんでしょうかと思います。
内容は、中国人作家「劉 慈欣(リウ・ツーシン)」のSF作品です。月並みな感想で恐縮ですがとにかくスケールが大きいです。具体的に何のスケールが大きいか書きたいですがネタバレするので書けません。あと「宇宙人」に対する認識をがらりと変えてくれること請け合いです。
さてAudible、いつ聴くか、が問題です。何しろ本1冊10時間とか平気で超えますから。
私の場合は、前回ブログでご紹介した「散歩」の時に聴いています。
このブログを書いたのが2021年の5月で、あれから1日2万歩のノルマを課しており、このたび12ヶ月連続達成となりました。
2万歩を歩くのに大体2時間半かかります。なので、1冊の本は1週間以内に読むことが出来ます。
ドラクエウォークも継続していて、こちらは1,400万歩の手前です。
散歩とAudibleの組み合わせは、ダイエットと教養・エンタメ補充が同時にできてお勧めです。
トップの写真は散歩コースにあるお気に入りの景色です。ドラマなんかでも良く登場する場所のようです。
IT系企業に所属する企業内診断士です。