『英語長文プラス 頻出テーマ10』(旺文社)の効果的な使いかた
どんな問題集?
大学入試英語長文プラス頻出テーマ10トレーニング問題集 | 宮下 卓也 |本 | 通販 | Amazon
『英語長文プラス 頻出テーマ10 トレーニング問題集』は、GMARCH、関関同立レベルで「ずっとよく出ている」テーマで長文練習ができる本です。すべてマーク式の問題なので、GMARCH、関関同立レベルをめざす受験生はもちろん、早慶上智レベルをめざす受験生の基礎がためにも使えるはずです。
出典は?
各問題の出題校はつぎの通りです。
問題1(中央大学)
問題2(明治学院大学)
問題3(関西大学)
問題4(日本女子大学)
問題5(学習院大学)
問題6(法政大学)
問題7(立命館大学)
問題8(甲南大学)
問題9(法政大学)
問題10(早稲田大学)
問題集のメリット
この本で練習しておけば、試験で同じようなテーマが出たときに有利です。よく出るキーワードや話の展開に慣れておくと、本番で同じテーマや関連するテーマの文章が出たとき、速く正確に読めるというわけです。
効果的な使い方(5ステップ)
1.問題を解いて、答え合わせをする
まず、問題を解きます。英語が得意なひとは、制限時間を目標にします。英語がそれほど得意でない人は、最初のうち時間は気にしなくてもOKです。
答え合わせをします。このとき大事なのは、解答を出すまでの「プロセス」を確認することです。特に、正解していても根拠があやふやなものは「プロセス」をチェックすることで力がつきます。
2.背景知識をチェックする
次に、背景知識の説明を読んで、文章の背景にある知識を確認します。
また、続くキーワードと関連テーマをザッと読み、知らないことがあれば軽く印をつけておきます。
3.英文を丁寧に読みこむ
問題文と訳が掲載されているページに行きます。わからない単語を単語リストでチェックしながら、1文1文の意味を確認します。
中でも重要な構造を含む文には解説をつけているため、ざっと目を通し、わからないものだけじっくり読みます。
4.英文を読みなおす
すべての英文の意味を確認したら、もう一度、英文と背景知識に焦点をあてて読み進めます。英文の中で背景知識に関わるキーワードは青字になっています。出てくるたびにチェックします。例えば、variety「種類」という単語が出てきたら、「ここでは言語の『変種』のことだな」といったように、すでに学習した背景知識を長文の中で確認しながら読むのが効果的です。
余裕があれば、段落を一言か二言でまとめるといいですよ。段落の中で「この文が大事だ」というものを拾うつもりでまとめるのがやりやすいでしょう。まとめた内容を、解説の中の各段落の冒頭にあるまとめと比べて修正すると、文章の流れをつかむ力が身につきます。
5.仕上げ
単語リストを見て、ピンとこない単語にしるしをつけます。時間に余裕があれば、ノートなどにリストとしてまとめるのも有効です。空いた時間にそれらの単語を覚えているかどうかチェックします。英語から日本語にできればOKとします。
最後の仕上げはリスニングと音読です。音を聞いて、また、自分で発音して前から英文の意味を取れるように繰り返し読みます。
まとめ
以上が、『英語長文プラス 頻出テーマ10トレーニング問題集』の効果的な使い方です。もちろん、試験までに残された時間との関係で、すべて実行するのは難しい場合もあるでしょう。その場合でも、ここでお話ししたことをベースに、削れるところを削ることで、的外れな勉強にならず、効果的にこの問題集を使うことができると思います。参考になればうれしいです。