note 初投稿
初めまして。
大阪で靴を磨いております越川と申します。
これまで写真主体のInstagramを中心に活用してきましたが、文字主体であるnoteの魅力に惹かれてブログ兼SNSのような形で運用していくことにしました。勿論、Instagramはこれからも更新していく予定です。
自己紹介
まずは自己紹介から。
20歳の時に良い革靴を買ったことがきっかけで靴の手入れに興味を持ち、全国の靴磨き専門店を巡って勉強した後、23歳の時に梅田の路上で靴磨きを始めました。
堂島から北新地へと場所を変えながら路上靴磨きを3年続け、今年初めからはお客様宅への出張と月1〜2回のイベントを中心に活動しています。
今でこそ意識的に休みを取るようにしましたが、一般企業に勤務しながら退社後と週末はほぼ全て靴磨きに使う、という生活を丸2年ほど送っていました。
真夏は40°、真冬は一桁まで下がる屋外で約3年間靴を磨き続けたことで少しづつ技能も向上し、今では多種多様な業種、立場のお客様からご依頼を頂けるようになりました。最近は人との出会いこそがこの仕事の一番楽しい所だと思っています。
磨かせていただいた靴の投稿や事例集としてInstagramを活用していますが、noteではもう一歩踏み込んだ内容を書いていこうと考えております。
趣味
当たり前かもしれませんが、革靴が好きです。
23歳の時に身分不相応ながらビスポークをオーダーしたものの、修正含め約40万円かかったにも関わらず、半日履くと歩けなくなるほど足が痛くなる靴が出来上がってしまいました。金額も期待も大きかっただけにかなり凹みましたが、早い段階で見た目<履き心地を心から理解できたのは大きな収穫でした。
また、お客様に恵まれ、様々な高級既成靴を磨かせていただく内に、自分で買わずに満足してしまえるようになりました。
有名なモデルはほぼ全て磨かせていただきましたが、その中で購入したのはJ.M.WESTONのゴルフ、EDWARD GREENのドーバー、Berlutiのニューウルティマのみ。履かない靴は全て手放し、今では総数も15足前後になりました。
有難い話ですがその反面、同じものが二つとないオーダーの魅力に惹かれるようになり、今はイギリス帰りの職人さんに1足オーダーしています。
あとは、10代の頃からハオルチアという植物を育てています。数年前の中国バブルの際、お金に目が眩んで(1鉢数万〜数十万が100鉢近くあった)かなりの数を手放してしまいましたが、最近また少しづつ増やしています。
靴磨きという仕事に対する想い
個人的にですが、カッコつける仕事ではないと考えています。
卑下している訳ではなく、ニュアンスは難しいのですが、カッコつけることとカッコいいこととは、似ているようで対極に位置するものだと思うのです。
高級スーツで全身を固めた「シューシャイナー」よりも、大切な仕事のためにTシャツで靴を磨くお父さんの方がカッコいい、そんな感覚です。
ただ、全身スーツで磨いてもカッコいいと感じる方もおられるので、結局は”人による”なのかもしれません。
自己紹介にも書きましたが、靴磨き屋は普通に暮らしていれば一生関わることも無かったはずの人達との縁を運んできてくれる、とても面白い仕事です。
お客様は学生から経営者の方まで幅広く、そのような人達と過ごす時間はとにかく新鮮な刺激に満ち溢れています。ということで、何よりもまずは続けることを念頭に置いています。
靴磨き屋の仕事はあくまで靴を磨くこと。
カッコつけず等身大で、お客様に喜んでいただける仕事をしていきたいと考えています。
noteからの出会いも楽しみです。
これからよろしくお願いいたします。
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