マガジンのカバー画像

よかったnote

79
面白かったnoteを置いておきます。
運営しているクリエイター

#エッセイ

AVジャケットのつくり方

ここ最近、アダルト業界にいた時代のことを書いていなかったので、久々に書きたいと思います。今回は「(当時の)AVジャケットのデザインフロー」についてです。 AVジャケットのデザインフローAVジャケットは印刷媒体になるので、通常のDTPデザインのフローに+αという感じで進行します。 ジャケットの担当枚数は人にもよりますが、当時は月に7〜10枚程度。 私はWebの兼業していたこともあり5〜6枚くらいでしたが、ピークの時は13枚くらい。仕事がめちゃめちゃ早い先輩さんとかは20枚以

「取材をする」 ということ。

もう数年前になるが、某雑誌にて「東京・世田谷区の町中華を取材をする」というページを担当していた。当時、編集長をしていた方とのやりとりの中で生まれたこの企画は、雑誌のリニューアルとともになくなってしまったのだが、わたしにとっては本当に思い入れのある仕事であった。 どの駅にも必ず一つはある、 地元民の胃袋を支える町の中華料理店。 今日もまた、お客さんがふらりとやってきては、 どことなく懐かしい風景と変わらない味に お腹と心を満足させ、去っていく。 時々ふらりと寄りたくなる、 そ

初めて自分から進んで行った仕事。ゴミ箱をみがいて自信がついた

 シェアハウスの住み込み管理人である私の仕事は、大きく分けて以下である。 ・ゴミ捨て ・水回りを除く共用スペースの掃除 ・必要な物資の確認、注文、整理・メンテナンス ・郵便物や宅配便の受け取り、確認 ・客人の応対  今回は、先述したゴミ捨てについてもう一度語ろう。といってもご存じの通り、燃えるゴミや資源ゴミなどに分別してゴミを捨てているだけだ。週4回、種類ごとに業者が回収に来てくれる。シェアハウスの前に大型のボックスが2つあり、そこに入れるだけなのでほとんど大した手間はな

『ほぼ日の塾』で思い出したパンクへの憧れ。

文章を書く仕事を始めて10年。 僕は、毎日毎日たくさんの文章を書いていた。 しかし、あるときを境にパタッと書けなくなってしまった。 原稿を書いては消し、書いては消し、終いには「俺が今まで書いてたのは何だったんだろう…」と落ち込むような始末。 原因はハッキリとわかっていた。 『ほぼ日の塾』に通ったためである。 ※ その頃、僕は、ありがたいことに様々な媒体で文章を書かせてもらっていた。 自分が携わった本が地元のコンビニに並んでいるのを見たときは、とても誇らしい気持